ディカプリオのセレヴ感が炸裂する一見豪華な『華麗なるギャツビー』(バズ・ラーマン監督作品) | Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

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イーグルドライバーの観た映像作品について、あれこれ書いて行きます。
主に「洋画」ですが、ジャンルにはあまりこだわらず、インスピレーションで拝見する作品を選んでいます。
海外の「ドラマ」も最近は気になります。

『華麗なるギャツビー』(原題:The Great Gatsby /2013年アメリカ/143分)

監督:バズ・ラーマン

脚本:バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース

製作:ダグラス・ウィック、バズ・ラーマン、ルーシー・フィッシャー、キャサリン・ナップマン、キャサリン・マーティン

製作総指揮:バリー・M・オズボーン

音楽:クレイグ・アームストロング

撮影:マット・ヴィラ、ジェイソン・バランタイン、ジョナサン・レイモンド

出演者:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラークら

100点満点中70点


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 F・スコット・フィッツジェラルドの1925年の小説『グレート・ギャツビー』を原作とした恋愛作品。

 豪華絢爛なパーティシーンが、バズ・ラーマン監督の真骨頂で、セレヴ感漂う舞台の演出に定評のある監督が最も力を入れた部分です。とにかくド派手なパフォーマンスが連続する場面が売りです。こういった美麗なステージがお好きな方々にはたまらないでしょうが、ラストでは狂乱した生活から離れられない富裕層に対する皮肉いっぱいの結末が待っています。


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 ラーマン監督は、レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ+ジュリエット』(1996年公開)やニコール・キッドマン主演の『ムーラン・ルージュ』(2001年公開)もとっていますね。また、2004年には、巨額の製作費を使い、キッドマンを起用したシャネルのコマーシャル・フィルムの製作もしました。


 『The Great Gatsby』の映像化は、今作で5回目で、ロバート・レッドフォード主演の『華麗なるギャツビー』の出演者より、今作の方がセレヴ感たっぷりな印象です。


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 「ジェイ・ギャツビー」役のレオナルド・ディカプリオは、皆さんもうよく御存じでしょうが・・・



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 相手役「デイジー・ブキャナン」役(↑右)の キャリー・マリガンが、とてもこの役にはまっていて“いい感じ”でございました。彼女はキーラ・ナイトレイ主演『プライドと偏見』(2005年)で銀幕デビューし、『マイ・ブラザー』(2009年)では、トビー・マグワイアと共演しています。主役級の役としては、『17歳の肖像』に次ぐ、今作が2回目です。切ない心情を上手に表現できる女優さんで、今作でも富裕層の狂った生活態度に、さもありなん風に、刹那的説得力を与えています。
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 トビー・マグワイア(↑左)は、「ジェイ・ギャツビー」の友人「ニック・キャラウェイ」役で、この役は小説家としては挫折しつつある平均以下の証券マンで、本人はたまたまと思っていますが、ウォーターフロントのコテージを賃貸したことから、隣人「ジェイ・ギャツビー」の理想の生活実現のために、徐々に深みにはまっていみます、今作ではストーリー・テラー的存在で、彼の一人称的語りでストーリーが進んで行きます。


 あと、気になる女優さんが二人。


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 一人は、「デイジー」の友人でプロ・ゴルファー「ジョーダン・ベイカー」役の エリザベス・デビッキさん。彼女はパリ出身ですが、5歳のころオーストラリアのメルボルンに移住し、一時はバレーダンサーを目指した優秀な学生で、メルボルン大学ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツで演劇の学位を取得したとのことです。その美貌ゆえ2012年12月には、『ヴォーグ』誌の紙面を飾りました。地味にしていても輝く美貌を持った、将来有望な女優さんです。


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 もう一人は、「デイジー」の夫「トム・ブキャナン」の浮気相手「マートル・ウィルソン」役のアイラ・フィッシャーさん。彼女はスコットランド出身ですが、やはりオーストラリアに移住した経歴を持ち、国内のCMやTV番組に出演したこともあるタレントで、『お買いもの中毒な私!』で主役の「レベッカ・ブルームウッド」を演じました。なんか、古風な感じのする美人です。


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(現在公開中のため、あらすじは控えます。)