撃って!撃って!撃ちまくれ『シューテム・アップ』(マイケル・デイビス監督作品) | Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

イーグルドライバーの観た映像作品について、あれこれ書いて行きます。
主に「洋画」ですが、ジャンルにはあまりこだわらず、インスピレーションで拝見する作品を選んでいます。
海外の「ドラマ」も最近は気になります。

『シューテム・アップ』(2007年アメリカ/86分)

監督・脚本:マイケル・デイヴィス

音楽:ポール・ハスリンジャー

出演者:クライヴ・オーエン(「キング・アーサー」)、モニカ・べルッチ(「ティアーズ・オブ・ザ・サン」)、ポール・ジアマッティ(「プライベート・ライアン」)、ラモーナ・プリングル、スティーヴン・マクハーティ、ダニエル・パイロンら

100点満点中49点


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 「アドレナリン2:ハイボルテージ」のエグゼクティブプロデューサーに名を連ねる「マイケル・デイヴィス」監督作品。ブラック・ユーモア満載のバイオレンス・アクション。

 ジョン・ウーの「新・男たちの挽歌」に触発されて撮ったというこの作品は、アクションシーンの重厚さ・巧みさや筋立てで鑑賞者を魅了してやろうというよりも、ありえない発想や下ネタ、弱者虐待、主人公の「無双状態」で笑わせようという、ある意味「下品な」内容。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 クライヴ・オーエンが大真面目で出演しているのと、劇中重要な位置を占める「新生児」の演技?で多少の救いを感じさせるが。

 終盤の、倉庫内の銃撃シーンでは、かつてのアクション・コメディ作品の金字塔「ポリス・アカデミー」でも出来なかったような・・・「グズグズな」アクションシーンに、観てる方がたじろぎます。

 レンタルであっても、人の薦めがあったとしても・・・観てしまったことを後悔してしまう箇所が、目白押しの残念な作品。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 

 勇気があったらとか、敢えて「苦行」を体験したいなら・・・観てみよう!


・・・という作品前半のあらすじ。

 「スミス」(クライヴ・オーエン演ず)は、夜のバス停のベンチに座ってにんじんを食べているが、オレンジ色の妊婦服をきた、身重の女性が目の前を横切る。そして、彼女を追っかけてきたかのように、1台のカマロが、交差点から飛び込んで来て、路上駐車の車に激突して停車する。


 「このアマ!これが最期だ。」と叫びながら、降車する運転者の手には、自動拳銃が。


 女は、体を引きずりながら狭い路地から、空き家となった雑居ビルに入って行く。男は彼女を追いかける。

 

 「クソっ」と一言吐き捨てながら、「スミス」は立ち上がると、2人の後を追い雑居ビルの中へ・・・


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 女は、鞄から小型拳銃を取り出し、男に反撃するが、追跡者が大挙到着し、建物を揺るがすような銃撃戦となる。

 「スミス」は、女の小型拳銃を使って応戦するが、産気付いた女の出産を助けながらの戦いを強いられる。

 赤ん坊を無事出産した女を伴って、赤ん坊を抱いて脱出を試みる「スミス」だが、女はこめかみに流れ弾が当たって絶命する。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 「スミス」の腕の中には、生まれたばかりの赤ん坊が残る。


 追手は、なおその手を緩めず追跡してくる。この赤ん坊に何か「謎」があるようだ。

 果たして、この子が命を狙われる理由とは?


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 「スミス」は、赤ちゃんプレイで稼ぐ巨乳の「ドンナ」(モニカ・ベルッチ演ず)を頼って、売春宿に向かう。



Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-