昭和から平成の初期に社会人になった方は、「先輩から仕事のやり方を盗んで覚えるのが常識」という人財育成手法を経験されてきた方も多いと思います。
筆者も現在の職場に入った時、資料一式を渡されて「その通りにやっておいて」と言われて仕事をしていたのを思い出します。
当然、資料に書いてある事をそのままやっても上手くいくわけはなく、その度に怒られたりしながら仕事を覚えてきました。
でも、そのような時代は終わり、キチンと相手に教えて差し上げる時代にシフトしているのが現在です。
「相手は知らなくて当たり前」であり、その仕事をする背景から手法までしっかりお伝えして、一緒にやってみて、覚えていただくのが今の人財育成手法です。
パソコンの電源の入れ方や、キーボードの打ち方といった、「そんな事まで!」と思われる事まで教えて差し上げる必要があるのが現在です。
このような事をお伝えすると、「今の若いのは甘い」などと苦言を呈する方もみえます。
でもそれは自分がやってきた手法。すなわちの自己の潜在意識にはない手法だからこそ、非常識と感じるのかもしれません。
時代は常に変化しており、その時に求められる行動も変化していきます。
「昔はこうだった」という方法は、既に過去のものです。
勿論、昔からの手法を大切にしていく事が求められる場面はあります。
そうであったとしても、老舗と言われるお店が残っている理由が、「昔からの手法を大切にしながら、柔軟に変化に対応しているから」というように、その時代に合わせていくのは必要な事です。
私たちは、その時代にあった人財育成手法を考えて、実行していく事が求めらているのだと感じます。
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