あるある編/洗濯物の生乾き防止・高湿度対策1 | 転生したら注文住宅営業だった件!?~アヒル隊長奮闘記~

僕はアヒル隊長。

定期的にチートスキルを注文住宅営業に使っている。

住宅計画のあるある編をお知らせするよ。

 

・・計画者へ今のお住まいの欠点を伺うと・・

「室内干しの場所が高湿度(その部屋の湿度が異常に高い)」

「洗濯物が乾かない」「室内干しが生乾き」

「窓枠に結露ベタベタ」「クロスにカビが・・」

「除湿器買ったのに・・・」など

※本当に室内湿度に起因する悩みが多いです。

 

【こんなことにならない家が欲しいです!】

と言われる理由もよ~く理解できます。

 

原理的にはシンプルですが、意外と対策・対処をご存じない方が多いのが実情。

 

(そんな環境要因)

その場所では、室内の空気・風が動いていないのが最大理由。

室内空気が動かないと(空気が澱んでいると)、温度・湿度の偏差が出来ます。

この状態では、気化が促進されない(生乾き要因)+ホコリが溜まりやすい+カビが発生しやすい(湿度60%以上注意)となります。

※室内の空気澱みは、居住者の健康を阻害することから、高気密高断熱+適切な24時間換気が必須条件です。

 

(よくある属人的要因)

・手持ちの家電・住宅設備等の性能と使い方の勘違い

・窓開放=換気と勘違いしている など

 

具体対策は、環境ごとに個別色々ありますが、今回は、この時期の室内干し中心に記載します。

 

最大にして最強の対策

強制的にその場所の風を動かすこと

 

「どうやって動かすの?」

①扇風機(サーキュレーター)

→洗濯物に直接風を当てると気化熱で乾燥が進み生乾きが押せられる。

 

②エアコン

→冷房エアコンの仕組みは、室内湿度を除去=室温が下がる為、エアコン冷風が物干しエリアに回る様に扇風機等で風が流れるように工夫する。

 

③24時間換気運転(特に何もしない)

本当に高気密住宅の場合、常時、室内空気がゆっくり動いていますので特別な対策が不要になることが多いです。

※新築の場合、これが一番楽(最良)

 

「間違った家電等の使い方(例)」

■エアコンの除湿運転

エアコンの仕組み上、除湿運転より通常の冷房運転+送風量UPをおススメします。

除湿運転は特性上室温が上がる可能性が高いです。

 

■除湿機の設置

除湿機とは、冷房能力(送風能力)が低い+電気代のかかる小型エアコンのこと。

室内空気が動きにくい場所で用途はありますが、エアコン(冷房)の空気を回せる場合は、エアコンを活用した方が効果が高いことが多い。

又は扇風機の方が効果的な場合が多いです。

 

■洗濯機の(ヒーター式)乾燥利用

ヒーター式乾燥は熱を放出(室温上昇)し、その場所がモワッっとした状態に(高湿度状態)になります。

場合により、脱水だけの方が良い時があります。

 

■換気=窓開放と思っている

外気は、風の出入り口を作らないと流れません。

「屋外無風状態」や「洗面所の窓だけ開けた等」は、換気効果を期待できません。

それなら・・

近くの窓を閉めて浴室等の換気扇を運転した方がより空気が動く時があります。

 

■冬、石油ストーブの熱を利用して洗濯物を乾燥する

灯油は、燃焼した量以上の水分を放出する為室内がより高湿度になります。

(だからこそかなり暖かい暖房器具なのです。)

石油ストーブそばは高湿度=洗濯物の乾燥が進みませんので当然乾燥スピードはむっちゃ遅いです。

 

今の居所での対策は上記を参考にして貰えればうれしいですね。

 

新築の場合、24時間換気で室内空気の流れ(よどみ防止)を作ってます。

だだ間取り・換気設備の種類・設置方法に影響を受ける為、湿度管理と家族の健康を気にする方は、住宅計画時にプロアドバイスを参考にして下さいね。

 

室内空気の適切な循環方法が知りたい方は今後のブログ更新にちょっとだけ期待しよう!

あるある編はつづく・・