サマーヌードとENDLESS SUMMER NUDE | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


ブリティッシュビートやパブロック、パンクを
経由してソウルミュージックに到達した僕は
そんなもん聴かん
的な、波平的アイデンティティはとっくに捨てた。



HALCALIからの真心ブラザーズ。

そうかこの手があったか。ほぼ同世代だろ。
昔彼らが勝ち抜きフォーク合戦みたいな番組で
生ギター2本なのにまるでザ・フーみたいな
ロックンロールをかき鳴らしてて、へえ…
と思ったし、違う週ではまるで大昔のRCみたいに
お茶の間に毒づいてた。その出自からの必然の



ソウルなんだな。

フィリーソウルなオリジナル『サマーヌード』も
アシッドジャズなリアレンジがオリジナルラブ過ぎな
『ENDLESS SUMMER NUDE』も、恋と疑心暗鬼に
揺れる、永遠に中2な男のせつなさに塩を擦り込む
ジャパニーズソウルクラシックだ。YO-KINGって
拓郎風味なガナリ声と字余りが印象的な感じだったけど
高音の届かなさが切実で微妙に絶妙。追いすがるような
必死なタイム感は夏の焦燥だ。
個人的には清志郎、山下達郎、坂本慎太郎と並んで
日本では数少ない、ソウルというものを完全に咀嚼した
正統なるソウルメンじゃない?ちょっとホメすぎかな。


山ピーはちょっと無謀だったな。