女たらし温泉 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


オラのような敬虔な求道者にとって、全国メジャーな
名湯はじつに悩ましどころで、ほったらかし温泉も
そのひとつ。山上から甲府盆地と富士を一望に睥睨する
ロケーションはそれはそれはすばらしいし、日の出の
一時間前から口開けして、夜景から日の出までの息をのむ
絶景を見せてくれるありがたい営業姿勢もしかり。


団体が五月蝿え。



人が折角忘我の境地に今まさに

昇りつめようって時にぺちゃくちゃぺちゃくちゃと。若者もだけど
中年や老人も三人集まるともう十中八九宿命的な居酒屋トークが


しい。


男が宿命的に馬鹿なのは百も承知だがよそでやれ。ブログのコメ欄や
2ちゃんねるででもやれ。オレですらひとたび湯に浸かれば聖人だ。
まあオレもプロなんでね、そういう下ネタや職場の愚痴だとかに回路を
閉ざしてひたすら湯と向かい合うのはまあ容易なんだがその一手間が
もったいない温泉。
ただでさえ重い鎖引きずってここまで来てんだ。ワンツースリーで
昇天したいだ。イキたいだ。結局日の出前に服を着ちまった。



まだ6時前だが花見だ。

甲府盆地の、笛吹フルーツラインから石和、御坂あたりにかけては
桃、桃、桃…まるで桃の海に漕ぎ出すよう。どこが名所とかスポットとか
そんなこともなく、どこをどう行こうとひたすら桃苦しいほど桃々しい。
この行けども行けども桃、桃、桃なランドスケープの深度をお届けしたいが
天上からは絶景だった雲海のせいで、甲府盆地は霞みに霞んでて術がない。
ほんとは中央道の一宮御坂ICから勝沼ICまでの左右両サイドがまるでモーゼな
途方もなさで、お伝えしたいがますます術がない。がそこがまあ名所。



旅の〆は蕎麦、のはずが


夜討ち朝駆けが過ぎて、桃三昧終了の時点でまだ9時で時間を
潰す術もない。結局帰ってきてマックの新商品みっつをグランドスラム。
仕上がんないにもほどがあるので作ったはいいが、どうにも主張を
でっちあげられなかったgifでも貼っときます。スカヨン。またスカヨン。
湯で聖人だったぶん、下界に下ると男の蟲がわらわらと蠢くんだよな。


ひとりでじゅうぶんしい。