晩秋の相米慎二 | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


離婚前夜の夫婦の、ノッキングとエンストを繰り返す
会話によるべもなしなウルシバレンコ、aka田畑智子。



嗚呼耳が痛ひ目も痛ひ腹も痛ひ…


優れた芸術は美しく楽しい。が、恵むばかりじゃなく
祟りもするだろ?この歪な不等辺三角形の食卓シーンの
酷いガンギマり方。



田畑智子はクリーチャー系の


べつにカワユイというほどのこともないリアルな
女子小学生だが、観てない人々はきっと恋する。



ここから田畑智子が生まれた。


相米慎二が産んだ。日本映画史は相米慎二以前以降だ。
どっちにもまあまあの作品が多々あるが、『お引越し』と
『台風クラブ』は宿しちゃいけないものを宿した映画だ。


相米慎二は十字路で悪魔と取引したのではないか?


漂流する少女の通過儀礼。アレだろ?ジブリは、駿は絶対
この世界観をパクっと拝借しただろう?そういう魔性。