おまかせ握りでだいたい四千円。やっぱ高いわ。
いくら帝都の台所とは云えね、四、五千円も出しゃ
エニウェイ、寿司は旨い、エニホェア。そら
こないだは寿司喰った。でもそれは狙い定めて行った
その日が市場休み、という何時もの災いに災われてた
だけ。場内はすでに移転した?ってくらいの静けさ。
超消極的寿司選択。
ほんとうはここを狙ってた。築地まで来てとんかつ?
きょうは攻める。落とす。

場内六号館、とんかつ八千代。ちなみに開店前、両隣の
寿司屋は黒山の人だかり。東アジアン圧倒的多数。きっと
お国のガイドブックには「ツキジ、スシスミダ」って
「スシ食べない、ダメあるヨ」と書いてあるにちがいない。
まあこの爆食ツーリストの方々に罪はないが、さすがに
場外の『すし◯んまい』に行列はアンテナがチープすぎだ。
まあいいや。オレはどこ吹く風で八千代の福男だ。一番。
火・木・土限定の

チャーシューエッグ定食とアジフライ一枚。
この前、煮殺した肉は肉の片隅にも置けぬと書いた。
けどそれは豚バラ肉の塊を除いて、の話。脂身を
苛めぬいた醤油味の豚バラは治外法権じゃん。
飯のせ+ちょい醤油+かっこむ×2。

と惣菜の冷凍のやつとは別次元のアジフライのザクホロ。
築地でわざわざ豚と目玉焼をなぜ喰うか。他所にない
超孥級のスペシャリテだから。問題は今がまだ夜明け前の
朝5時ってこと。
目玉焼はまだ朝だからという言い訳も立つが豚は?フライは?
嗚呼なんて罪深いんでしょう。ほんとうは名店井上で
夜鳴きそばを啜る別腹はまだあった。でもそれは人として
どうなのよ?という自問自答に苛まれて二の足を踏んだ。
ほんとうのほんとうは

これもちょいちょいつまんだ。車海老とレア帆立と
カキフライ。しっかりちゃっかり海の幸もせしめた。
やっと夜明け。

何より問題なのは斉藤水産でまぐろの頭脇肉と頬肉を
買って帰りたかったが、さすがにまだやってないし。