祖谷物語 おくのひと | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


祖谷温泉は最高だ。気泡で白濁するぬるめの単純硫黄泉。
ケーブルカーで谷底へ下るロケーション。どこを取っても…
じつは四国にすら行ったことねっす。



この宣材と


と現邦画界最凶ジョーカー、大西信満を切った時点で
この映画は脱法だ。
ちょっとしたトリップ。連れ去られ感。見も知らぬ座標へと
飛ばされ、ぽちんと置き去られ感。GPSの無効さかげん。
都市生活者にとってみりゃあ日常の向こう側、非日常の淡々さ。
物憂げさに辟易するか、酩酊を覚えるかは、歩んできた旅の
密度や湿度に左右されんだろな。僕は、旅は座標上においても
内なる帰巣本能においても、途方がなけりゃないほどいい。


迷ったり回り道を余儀なくされて、予期せぬアレコレに見舞われ
手荒い歓待に手痛く小突き回された果てに
さてそろそろ帰りたや、となるくらいがちょうどいい。旅的M。



想定内に愛くるしい武田梨奈と
期せずして僕の野性爆弾を誘爆する武田梨奈。


うん、映画もヴェイカントとハプニングで糾われた旅路。
のようなもの。大好きだな、こんなカドワかされ方は。