大くらもちふさこ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


大切なことを思い出した。
『いつもポケットにショパン』『いろはにこんぺいとう』
『東京のカサノバ』『おしゃべり階段』…姉がいた僕は
少年ジャンプなんて読まずに少女漫画ばかり読んでた。



ぶっちぎりでくらもちふさこ好き。


UAもそうらしい。きっとウマが合う。
で思い出した大切なこと。倫子という名の地味眼鏡女子が
じつは眼鏡をとると男前だった、行きがかりでバンドに
強制参加、ロンブー履いて弾けないギターを弾くふりを…
『わずか1小節のラララ』
そのバンドの名が
蘭丸団だった。
たぶん小6か中1くらいのリアルタイムで読んだはずなので
スライダーズはまだ影も形もない頃。蘭丸は誰が呼んだか
蘭丸だった…みたいな話は聞きかじったことがあるのだけれど
「森蘭丸」よりは、バンドを取り巻く女の子たちにとっては
くらもちふさこのほうがリアルだったんじゃないか、なんてね。
ちなみに蘭丸団には蘭丸ほどのかわいこちゃんはいなかった。
あとこれはうろ覚えで、べつのくらもちふさこ作品かもだけど
メンバーの憧れの的「マーシ」という名の
ロッカーも登場する。そこらへんが僕が
くらもちふさこを大くらもちふさこと崇める
所以。偶然であろうが僕はロックに、バンドに身を持ち崩した。



その微かなる蝶の。


小さな羽ばたきひとつ。轟々と向かい風。