蟹なんてな、あんなもんはちまちまと
しちめんどくせえし、好きじゃない。
キッシャアア!

バンジー飛べたら好きなもん喰わしてやるよ、と。
したらルイのやつ、ロブだのスターだのと五月蝿いのよ。
ああ、そういやコストコにやっすいロブ売ってたよな。
それにします。「売ってません」それは残念でした。
甲殻類に執着のない父は全然悔しくないよ。じゃ肉でも…
蟹が!蟹が売ってるよ

オマエがって何だよ?がって…
ふうん1500円?まあいいやどうせオレ剥かないし。不味きゃ
足一本喰わねえし。そもそも蟹ごとき、期待がしてません。
が、この工業製品のような切り出し。

あ、オレこれ好きかもだ。身もミソも濃密で、何より
ワンストロークのテクスチャーが大ぶりなとこが
いい。雑に口いっぱいに頬張ると濃厚な甘みと塩気。
いいねえ。ちまちまいかない。う~ん、しょっぺ。
この塩気を制する唯一のソリューション。

バター醤油。塩は塩をもって制す、だ。バターライスに
醤油をひとたらし。身もミソもわっさーと雑に盛って
がふがふ。がふがふ。がふがふがふ。
二〇十五年イチのジャンケスト。