もう27年前なんですね。コステロが米国音楽の
名うてのミュージシャンたちを引き連れて
来日。オレ、この中野サンプラザ公演にいます( ̄ー ̄)
英国にパブロックの礎を築いた伝説中の伝説バンド
エッグス・オーバー・イージーの
キーボーディスト、オースティン・デ・ローンが
来ると。のぼせあがった若造の僕ちゃんは、ああなんて
趣味のいいオレは幸せなんだ、と選ばれし者だけの
優越感にたゆたいながら、サンプラザのグッドシートに
身を委ね、やがて彼の稲妻リックに脳天を貫かれます。
ジェームズ・バートン
一般的に偉大なほうのエルヴィスの70年代のステージを
サポート、きのう書いたグラム・パーソンズの2枚の
アルバムにも全面参加。ほぼ控えめながらまたこんな稲妻を。
オレ、ヘンドリクスにもクラプトンにもペイジにも全然
関心がない。ひけらかすようなギターソロは大嫌いだけれど
バートンのリックはオレの官能に寄り添うのだよピタリ。
最後にもういっこ。大好きなやつ。
視床下部を一閃する、ニッケルとプラスチックの擦れる匂い。
何度聴いてもイク。色褪せない、セックスに匹敵する快楽。