オレがどんだけ想いを募らせようとね
まわりがどんだけ崇め、褒めそやそうとね
女はいくつになっても女、とか強がった
綺麗事、美麗字句が世をまかり通ろうとねオレ
この作品はりりィの迸る「女」を焼きつけた
自ら刻んだ墓碑銘だと。『パーク アンド ラブホテル』
夏の終わりにやっと逢えた、生きて動き歌うりりィは
美しかった。それは。それは。でもこの寓話の中の
玉城艶子はそれとはちがう、何かが憑いたような。うん。
オレははっきり催すんだよ、旅する精子の一途さを
「恋かしら?」と空想し、ただ受け止める卵子の鷹揚さを
「愛。」と断じる、沈みゆく乙女を欲して止まないの。
たまらない。
世間が吉永小百合を闇雲に有難がるのとはまるで
別次元の陶酔と恍惚、リビドーとエクスタシス。