風、でした。 さみしがりや 私を 尋ねて来た あなたは風 開け放した窓から 夜の影と忍び込んで渦巻く 心を覗かれないよう 固く閉ざしたまま 飛ばされ 吹き飛ばされ からっぽの街の中 どこまでも シュガーベイブ 『風の世界』もうひとりの田島則子。風だけど、吹き抜けれなかった。吹きだまるちいさなつむじ曲がりの、つむじ風はいつまでも同じところをクルクルと吹き淀む。吹いてしまった風、でした。 Android携帯からの投稿