夜を渡れないふたり | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

でも結局、今夜は帰らないぜ
…とか勇ましいことヌカしたわりに
二湯でタッタッと切り上げてきた。


もう思考が茹だりあがってて、何の
プランも浮上してこなかった。…のわりに
欲望だけが超シャープで、急に四日前の。


雪辱果たしたく。マボロシ喰いてえや。


マボロシはマボロシで、また荒ぶる神のよう。
代わりはきかぬし、もはやマボロシ前には戻れない。
誰も信じない。オレが鶏むね肉が好きだなんてさ。


「あのう…ピクルスを切らしてまして」


何っ!?でもまあいいや。今のオレにマボロシの
スパイスのくれる揺れは、たいせつなエスケープだ。
湯とスパイスと魂と岩石の日々。放蕩の果てには。


何が待つ?誰が待つ?








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