でも結局、今夜は帰らないぜ
…とか勇ましいことヌカしたわりに
二湯でタッタッと切り上げてきた。
もう思考が茹だりあがってて、何の
プランも浮上してこなかった。…のわりに
欲望だけが超シャープで、急に四日前の。
雪辱果たしたく。マボロシ喰いてえや。
マボロシはマボロシで、また荒ぶる神のよう。
代わりはきかぬし、もはやマボロシ前には戻れない。
誰も信じない。オレが鶏むね肉が好きだなんてさ。
「あのう…ピクルスを切らしてまして」
何っ!?でもまあいいや。今のオレにマボロシの
スパイスのくれる揺れは、たいせつなエスケープだ。
湯とスパイスと魂と岩石の日々。放蕩の果てには。
何が待つ?誰が待つ?
Android携帯からの投稿