君の家の前に停めた車のなかで
コークを溢して 君のブラウスは
びしょ濡れ Tシャツとカットオフと
サンダルだけが知ってる夏の秘密
夏のあいだ ずっと一緒だった
それでも会い足りなかった 手をとって
駆けぬけた夏 ふたりだけを残して 夏が
もうじき行くよ 僕と君だけを残して
聴くほどに胸が痛い。ビーチ・ボーイズ。
能天気な、渇いたパブリックイメージに、マリンバの
イントロ。この詞の古今東西普遍の描写に、ブライアンが
仕掛けた湿度が刺さる。胸のここんところに。
彼女がバランス崩して、飲んでたコーク
溢しちゃうくらいの。どんなやんちゃをしたのか。
ブライアン。その刹那の、男子の若気の至りが痛いから。
少し気まずいふたりが、音の向こうで苦笑ってるから。
再結成。行かないけどブライアンによろしく、と。
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