人生は 官能と 苦悩が
織りなす シンフォニーだ
誰もが 帳尻を合わせようと
金に狂い そして死ぬ
僕が辿った ただひとつの道へ
あなたを 連れて行こう そうだ
わかっているはず すべての血脈が
交わる地へ あなたを導くのが誰か
神頼みなど したことがない
だが 今夜は 主にひざまづかん
The Verve 'Bitter Sweet Symphony'
2000年の10月、何回目かの
ヴァーヴ解散のあとソロとして初来日した
リチャード・アシュクロフトを観に行った。
アンコール。ギター1本の弾き語りによる
アコースティックセットのラストに、この曲は歌われた。
それはそれで素晴らしく、文句のつけようもないがやはり
フルバンドで聴きたかったな。内心。うん。
フルコーラスを歌いきった刹那。まさかの
暗転から。ストリングス一閃。これは反則だろ犯罪だろう。
うねるように回転する極彩色のバリライトのサイケデリア。
バンド再登場。フルコーラス、ワンスモア。
狂おしいほどのビター・スウィートな完全犯罪成立の瞬間。
ZEPP東京の満場を心胆寒からしめた。この男。リチャード。
人生に二度あるかないかの
身も凍るようなエクスペリエンス。二度目はいつだ?
今すぐ来たっていい。今欲しい。すぐ欲しい。
いつだってチャンスカードを使いきる
準備はできてるんだ。微笑め。
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