グッバイ青春 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

母親からは
「なんで二十歳にもなって暴走族なのよっ」と
慟哭され。親父からは「なんだ?そのロカビリアン
みたいな格好は!」と罵倒され。

いや両親。オレはゾッキーでも
ミッキー・カーチスでもないよ(#@益@)
高校までは親の目を盗み盗み、そこそこに
いい子だったヤング・キャプテンは、一浪の
末大学入学と同時に疾走開始。大学デビューって。





理由なき反抗(笑)
タチの悪い。ヴェスパにまたがり。また
このヴェスパってバイクは本当に粗悪極まる
代物で。オレはいまだイタリア人を信用しない。

あの人たちピッツァでも
喰いながら、オリーブオイルとトマトソース
まみれの手で車体組んでんじゃないのか?

すぐ止まる。キャブが
詰まったり、クラッチワイヤーが切れたり。
anyway,anyhow,anywhere…真夜中の明治通りで
炎天下の甲州街道で。環七の立体交差のてっぺんで。

なにせ毎日が夏休みの身だ。
今日はバイトやめやめ。道端でどうにか
やっつけて、また走り出す。懲りもせずに。

乗ってたのはラリーって
200ccのやつ。パツンパツンの女王蜂みたいな
ケツ。結構速いんだ。70年代のモデルだからまあ
ちょいクラシック?ヴィンテージ?いやポンコツか(笑)


Rally200。色違いだけど。

長い長い夏休みの
黄昏とともに、このためだけに取った
中型免許と一緒にサヨウナラ。云われたよ。
「やっと目が覚めたのねっ」(笑)キャブママに。

今でも後ろから女王蜂が
飛んでくると、独特の音と匂いですぐ
わかるよ。2ストのオイルの焼けた匂い。


うん。夏休みはまだ
終わってない。日々の生計を支えるために
苦笑いしながら憂鬱で退屈なウィークデーを
やり過ごしているけど、アタマん中は自由国家。
永遠の夏休み。永遠の夏の匂い。





anyway,anyhow,anywhereいまだ鳴りやまず。






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