ウェラァ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

またポール・ウエラーだ。



このブログの
最多登板アーティストは彼じゃないか。
ザ・ジャム、スタイル・カウンシル、ソロと
彼の歌はいつもオレの横で鳴っていたし、お手本は
ファッションの刺激をくれるのは、きまって彼だった。

この靴。

Shelly'sのボウリングシューズ。昔履いてた(笑)



でもそれ以上に
彼の偉大さを物語るのは、前に書いた
カーリーン・アンダーソンに道を照らし
もうひと昔前だけど、ほぼ沈みかけていた
オーシャン・カラー・シーンに手をさしのべ
ブリットポップの寵児へと君臨せしめた功績だ。
若手アーティストとの競演や客演は数えきれない。

まさにモッドファーザー。
迷走の果てにスタイル・カウンシルが
消滅し、ソロ・キャリアをスタートさせた頃
某雑誌が企画した彼のシークレット・ライヴに
行った。イギリス本国では半ば忘れられたイコン。




西麻布イエロー。小さなクラブの
小さなステージに登場した彼は、1曲目
マーヴィン・ゲイの'What's Goin' On'を
歌った。ベタで愚直な選択。これだったんだと
思う。アルバム'Stanley Road'で完全復活を遂げる
何年か前の話。迷いを振りきるように彼は歌ってた。


そんな雌伏を知るからこそ
彼は後進に道を開いた。オアシスのノエルも
ジ・オーディナリー・ボーイズのプレストンも
彼をこう呼ぶ。強い畏敬の念をこめて。


ウェラァ、と。
上顎に舌をつけるようにウェラァ、と。




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