少し前に届いてたけど
忙し過ぎてとてもじゃないが
聴いてられなかった。英KENT入魂の
Fame音源のアンソロジー。
Fameは、メンフィスのStaxや
Hiと並ぶ、アラバマはマッスルショールズの
サザンソウルの総本山的録音スタジオにして名門中の
名門レーベルだ。'Land Of 1000 dances'ダンス天国。
他のふたつが牧歌的な
成り立ちから期せずして黒い
錬金術を産み出したのに対し、Fameは
レーベル・オーナーにしてプロデューサーの
リック・ホールの、山師的な野心のせいなのか
白人のロックンロールがかつて孕んでいた
黒魔術的な気配すら漂う。
60年代後半以降の
キャンディ・ステイトンやクラレンス・
カーターなんかのバックで、Fame Gangと呼ばれる
ハウス・ミュージシャンが繰り出す演奏は殊更に。
重機のようなリズム隊が
グシャリと音を立てて、ファンキーと
呼ぶにはあまりに狡猾で仕掛けに満ちた
グルーヴを轟かせれば、ピーキーなギターが
嘲笑うかのようなタイミングでガキンと。
カッコいいとは、痺れるとは
こう云うことなんだ。キャンディ・
ステイトンの'I'm Just Prisoner(Of Your Good Lovin')'
コレを聴いてみてよ。スモール・フェイセズとか
ストーンズの、十代の頃から焦がれ続けてきた
カッコよさの純粋培養だと思っていたアレ。
アレはコレだった。ココに
全部あった。脳がひしゃげる。何ソレ、オレの
純真返してよ。英国人。大英帝国。
まあソレはソレ(笑)
ロック好きの黒人音楽の禁断の扉と
しちゃお誂え向きと思うな。これと並んで。
やっぱメッタ打ちのあとは
こんな感じでガキンと癒されたいよな。
しんみりじゃなく。熱いくらいがいい湯加減だ。
ああ熱いぜ(-_-;)フルボッコダゼマッタクヨー
Android携帯からの投稿