古着を少しでも齧ったことがある
人なら、Championリバースウィーブの名を
一度ならず、耳にしているはず。
スウェットシャツの大定番。
肉厚生地。縮みを計算に入れて、身頃の
編み方向を縦横逆に。ヘソ出しにならぬよう。
実に安藤百福的発想の転換。
ジーンズがLevi'sであるのと同じく
スウェットとTシャツはChampion。原宿の
シカゴとかそのへんで漁りまくった。レアな
プリント物は高嶺の花。こちとら着心地と値段で
袖が擦り切れたようなやつを。
十代の終わりぐらいから麻疹のように
アメカジから、英国労働者階級のより柄の
悪い、タチも悪い趣味へと地滑りを起こし始め
ヴェスパを乗り回す頃にはきれいさっぱり
スウェットなんて着なくなってた。
それが突然のリバイバル。必然か。
リバースウィーブも、ボズ・スキャッグスと
ともに輪廻する。Cマークとオレ、分かちがたき絆。
ウマが合う。まあ、あの頃のように古着の山々に
果敢に突進する体力はないので、新品ってこと
なんだけど(笑)それもまた、必然。
まあ、そんなことよりさ。色違いを
ワンツーフィニッシュしちゃったオマエの
その絶ちがたき煩悩をこそ憂えよ、とオレの
なかで誰かがせせら笑う。誰よオマエ。
退行してるのか?オレ。リバースウィーブって
そう云う意味か?コレなのか?
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