指切り | キャプテンニッポンのソウル温泉

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大瀧詠一の『ファースト』


『それはぼくぢゃないよ』を
聴いて、あの当時ニール・ヤングをここまで
骨肉化した日本人が、と驚愕した。ただ真似る
オマージュを捧げるという行為を超えて

トロントの、ノースオンタリオの
薫りを纏わせる。ネットもない時代に。
ビートルズ(は意図的に避けた。あの一派は)
でもボブ・ディランでもなくニール・ヤング。
恐るべし大瀧詠一。岩手県江刺郡出身。

一番好きなのはこの歌。
フルートを吹いているのは吉田美奈子。



『指切り』
作詞:松本隆 作曲:大滝詠一

君はとても 鋭い爪で
蜜柑の皮を むいているけど
話はいつも 尻切れ蜻蛉

どうだいぼくと 指切りしないか
約束なんて 何もないけど

きみはとても つまらなそうに
花びらを ちぎっているけど
話はいつも 冬枯れたまま

どうだいぼくと 指切りしないか
約束なんて 何もないけど

きみの髪は 短すぎるし
ぼくの嘘は 白すぎる
それにぼくらは ちょっと
喋りつかれた だけさ



1972年の最先端。


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