山岸涼子 | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

いちばん好きな漫画家は?
と訊かれたら即座に応える。

『アラベスク』『妖精王』『日出処天子』
短編では『天人唐草』『時じくの香の木の実』
『白眼子』とか。

山岸涼子も耽美派と思う。
美の追求は鬼気迫る。一方で醜き
異形の描写でも胸を抉る。美ともうひとつの
美。ファンタジーとその向こう側にある
無間地獄。表裏一体の山岸ワールド。


腹に鉛の塊をブチ込まれたような
読後感をもたらしてくれた第1部とは
うって変わって、第2部はちょっと、いや
大いに肩透かしで食い足りなかった。

少女のバレエ物語に
闇雲にタブーやエロスを求めはしないけど
第3部では六花(ゆき、と読む。山岸ズム!)
もお年頃だ。空美(くみ。いやはや…)の
行方は。待ち遠しい。






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