山田太一作品には
ノイズが多い。例えばそれは
台詞を遮るほどの生活音であったり
一見、本筋とは関係のなさそうなところで
異物感を醸す、そうパパイヤとかKFCとか。
スコセッシ作品でもそれは
同様で、『グッドフェローズ』にも。
獄中でニンニクをいかに薄くスライスして
オリーブオイルに溶かすか、であるとか
何でも2回繰り返すオウムのジミーは
1回登場するだけでまったく話との
絡みはゼロだったり。
物凄いスピードでザクザクと
エピソードが刻まれていく、この作品で
最大のノイズを発信し、休止符や変拍子の
ように物語を呼吸させているのが
ジョー・ペシだ。
ごめん。ここでのジョー・ペシの
凄まじさは筆舌に尽くしがたい。これは
見てもらうよりほかない。強いて言うなら
『ふぞろい』の慎吾ちゃんみたいな感じ?
いやそれ全然ちがうわ(-_-;)ごめん。
ルックスも、その甲高い声も
速射砲のような喋りも最高だ。間が
すばらしい。着てるシャツの、ナロー
すぎる閉じた長衿がまた、いい。
ジョン・カザールと並んで
大好きな俳優。なんだけど実はさ
この映画が公開になる前、キャスト見て
「すっげ。デ・ニーロとショーン・ペンが
スコセッシのマフィア映画にさ出んだってよ
すっげ」とまわりに吹聴しまくってさ
大恥かいた(笑)
ショーン・ペンに関しては
イチモツ云いたいことがございますので
また別の機会に。きょうはジョー・ペシでした。
What do you mean funny? Funny how!?
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