あなたは解けるか?世紀の難問「ロナウド問題」!
こんにちは。
カプセルZのフクダです。
突然ですが、ここ数年ずっと私を悩ませている問題があります。
それが表題の「ロナウド問題」です。
それは、330年解かれることのなかった数学界の超難問「
しかもタチの悪いことにフェルマーの最終定理が解けなくても私た
そもそも「ロナウド問題」とは何か?
それはご存知、サッカー界のスーパースター!
大半の男性がそうであるように私も、初めてロナウドを見た時には
「うわー!めっちゃイケメン!しかも肉体は彫刻!
と寝っ転がりながらポテチを口に運んでいた。
しかし、同時にこんな事も思っていた。
「でも、どうせ性格は悪いんでしょ!」
と。
しかし、そんな私の淡い期待は木っ端微塵に打ち砕かれる。
チームメイトの子供が白血病になった時に骨髄提供を呼びかけたり
震災の度に多額の寄付をしたり、
そんなロナウドも、こんな的外れな批判にさられたことがある。
「慈善活動したりするのは立派だが、
と。
それに対してロナウドは
「人を助ける事がショーだというのなら、
と返したのだ!
私はスローモションで回転し涙の輪っかを作りながら崩れ落ちた。
更に格の違いを見せつけるエピドードがある。
それは日本のサッカー少年が覚えてきたポルトガル語でロナウドに
あまりの、
するとロナウドは・・!
するとロナ・・ぐ、グフゥ!!!
だ、ダメだ・・!!
これ以上話すと私の涙であなたのスマホを水没させてしまうので、
要は人として!男として!全てが完璧過ぎるのだ!
さて。
それではロナウド問題の話をしよう。
もし仮に、ロナウドが、あなたの彼女、
その瞬間に、
あなた VS ロナウド
と、いう対決のゴングが打ち鳴らされてしまうのだ・・!!
さぁ、あなたはどうするだろう?
「そんなことある訳ない!」
と、思考を止めて現実逃避するのだろうか?
まぁ、それならそれで良いだろう。
しかし、
そんな彼らが本気を出して、
誰かに生殺与奪権を握られたまま「どうかそんな日が来ませんように」
いや・・
そんな人生は真っ平ゴメンだ。
とはいえ、ロナウドと戦うというのは想像以上の難問だ。
何しろ
・顔
・肉体
・地位
・名誉
・性格
・資産
この全てのモテ要素で世界最高峰の点数を叩き出しているのだ。
そして、私はというとそのほぼ全てで最低点を叩き出している・・
まともにぶつかって勝てる訳がない。
そこで、私は2つの仮説を立てた。
まず一つ目は「テツヤ作戦」だ。
テツヤ作戦とは、
トラックの前に飛び出し命を賭けた告白をするというものだ。
ロナウドが「チョ待てよ~!」
あなたの為なら秒で命を捧げます!
この決死の覚悟には、
私は
「ロナウド問題は意外と簡単に解けたな。」
と、満足していた。
すると、ある日の会食終わり。
同じ方向だからと車で送ってくれた筋肉屋さん太郎(
「ところでフクダさん、例のロナウド問題解けました?」
と、助手席の私に聞いて来た。
私は、我が意を得たりと、得意満面にテツヤ作戦を語った。
すると、筋肉屋さん太郎(プロテイン風味)
「フクダさんは肝心な事を見落としていますよ。
「え・・?あ・・!?」
筋肉屋さん太郎さんは、サイドブレーキを引き、
「ぶっちゃけロナウドなら、
私は反論できなかった。
「いや・・!しかし・・!」
私は混乱しダッシュボードを高速で開け閉めした。
そして謎にゲップを連発した。
「いや!ゲッープ!でも!ゲフゥ!それは!ゲーップ!」
点滅する歩行者用の信号と、
しかし、私はすぐに気を取り直した。
そう。私には必殺の第2案があるからだ。
そして用意していた仮説2を披露する事にした・。
「いや、実は本命の案を一個用意してあって・・」
「ほぅ・・」
筋肉屋さんはハンドルをトントンと叩きながら
「その第二案とやらを聞かせてもらいましょうか?」
と、アクセルをふかした。
私の第2案とは・・
「文化部作戦」だ!
私は、まず誰ならロナウドに勝てる可能性があるだろうか?
と、考えた。
ロナウドのように地位も名誉も全てを手に入れ、
すると、すぐに答えが浮かんで来た。
それは「ロックスターだ!」
いわばロナウドは運動部の頂点!
それに対して文化部の頂点は「ロックスター!」
ロックスターならロナウドに勝てるかもしれない!!
私は筋肉さんに第二案をまくし立てた。
すると筋さんは哀れんだ表情でこう言った。
「フクダさん・・
でも、フクダさんはロックスターではないですよね・・?」
「・・え!?」
「いや、だから、
私は、驚きの表情で筋肉さんを見つめ20秒間フリーズしてしまっ
筋肉さんは堺雅人のような笑みを浮かべてこちらを見ている。
二人の時間が止まり、信号の点滅だけが時間の流れを告げていた。
そう、私は、ロナウドに勝つ事に意識が向きすぎて「目的と手段」
ダッシュボードに突っ伏した私に、
「まぁ・・でも、だから良いんじゃないですか?」
その一言にカッときた私は、首だけをグリン!と向け
「ど、どういうことですか!?バカにしてるんですか!?」
と、泣き叫んだ!
すると、筋肉さんは少しだけ息を吸い込み、
「・・敵わない相手がいる。だから、
そう言い終えるなり車を急発進させた。
(確かにそうだな。他人と比べる前にまずは自分との戦いだ!)
そう思いながら、フロントガラスから夜空を覗いてみた。
そこには眩しいくらいに輝く満月にロナウドの笑顔が浮かんでいた
(おわり)