ラブストーリーは突然に。 | 「遊ビジネスのススメ」

ラブストーリーは突然に。

ブサイクがイケメンに勝てるとしたら?

それは身長?

それともお金?

はたまた学歴?

否。

否!

否!!

ブサイクがイケメンに勝てるのは・・


ドラマチックな偶然の出会いの中にのみあるのです。


今日は、そんなロマンチックなお話です。


と、いうのも、

昨日から大阪にいるのですが、

今日は午前中から串カツ屋を二軒ハシゴして、レモンサワー4杯と、串カツ15本を食べたのです。

と、こう言うと、

「ちょっと福田さん!?
いくらなんでも午前中から飛ばし過ぎじゃないですか?
42歳で串カツ二軒ハシゴは、いくらなんでもクレイジー ゴナ クレイジーですよ!」

と、怒りと心配が、ない交ぜになったような複雑な心境になると思うのですが、

これには42歳の胃袋を痛めつけざるを得ない深い理由があるのです。

大阪といえば、オーラさんに教えて頂いた「八重勝」さんで串カツを食べるというのは、
これはもう必須なんで、今回もタクシーを飛ばして新世界に行った訳です。


そして、ナニワ金融道の実写版のような人たちをかき分け、

「確かこの辺だったよなー?」

と思った所に、

ありましたよー!

「八重勝」さん。

「よーし!ささみ生姜を食べるぞー!」

と、手もみをしながら、喜び勇んで入ろうと思ったその矢先に、

サッと、黒いコートに、黒のパンツスーツ姿の、黒髪ストレートの、黒のスリーカードのキレイな女性が颯爽と店内に入っていったんです。

で、

自分もまるで、ウサギに誘われて巣穴に飛び込むアリスのように店内に入った瞬間、耳に飛び込んで来たセリフが、

「瓶ビール一本!

串カツ一本、タマゴ一本、あと、アスパラ。」

だったんですよ。

お察しの通り、声の主はさっきの女性です。

まだ午前中です。

コッコッコッ・・

と、小気味良い音を鳴らしてビールをグラスに注いでは、串カツを頬張る、




思わず、その男前な姿に見惚れていたら、ふと驚愕の事実に気が付いたんです。

なんだと思います?


そう。


その通りです。


ここ。


「八重勝」じゃなくて、隣の「てんぐ」だったんですよ。


どおりで巨大なテングがドーンと飾ってある訳です。


「あー、これはやっちまったなー。」


と、思っていたら、隣の女性が


タン。


と、グラスを置いて、


「ごちそうさまー!」


って、天真爛漫な感じで出て行ったんです。


「たった三串!?ステキやん!」


と、心の中の紳助が呟いたのです。


で、


肝心のテングの串カツなんですが、

まぁ、うまいんです。


うまいんですけど、いかんせんメニューが少ない。


「うまいけど、ささみ生姜とかないのか~。」


と、思って、チューハイ二杯に串カツ7本で止めて、店を出たんです。


そしたら、もう。


徒歩1歩の真隣が「八重勝」さんだったんで、




「こっちかい!紛らわしいわ!」


と、もたれた胃袋ごと飛びこんだんです。


そうしたら、


驚きましたよ。



なんと、 



なんと!



なんと!!



さっきの女性がいるじゃないですか!!


心の中の紳助が「スタッフ探しましたよ~、探して探して探して、もうダメかと思いました。
福田さん。でも見つかりましたよ~。」と、呟やきました。



後は、もう言葉はいらないですよね。


「やはり、あなたもですか?」


「はい。だって真隣だしレイアウトも同じなんですもの。」


「でも、八重勝さんは、スタンダードな串カツは3本からの注文なんですね?食べたいですけど、ちょっと重いですよね?」

「あ、でも私は、間違えたー!こっちテングやん!って思った瞬間にオーダーを3本のみにして、すぐに店を出て来たので大丈夫です!」

「そうですか~、自分は二日酔いで吐きそうな胃袋に、7本詰め込んだので、正直、ここからの3本はキツイですよ(笑)カボチャとささみ生姜食べたいのに。」

と、心の中で会話を繰り広げた訳です。

で、そんな妄想に浸りながら彼女が出て行くのを見送り、そしてお会計をした訳です。

そして今!

新大阪駅に向かっているタクシーの中でこれを書いているのですが、

これでもし、帰りの新幹線で隣の席だったら?

それはもう恋の始まりですよね?



追記

いませんでした。(新幹線なう)