曽根崎高の女子寮へ闖入した名門進学校・堂島高の兼と中島は、美女の死体に遭遇。彼女は古橋典子、25歳で、寮の舎監助手。兼が所属する推理研究部で、この事件を下敷きに第31回乱歩賞の応募作を書くことになった。ところが、現実の事件は連続殺人に発展し、兼たち高校生名探偵は大忙し。原稿を書くヒマがない。


おれ、垣内公祐。大阪の三流私大卒業見込み。昨年11月大阪毎朝新聞(オオマイ)の入社試験を受けて、筆記・面接ともに合格、現在採用内定中の身。二宮カオルはオオマイ本社の受付嬢でなかなかのピチピチギャル。おれの恋人に内定。おれの行くところ、どういうわけか不審な死体が発見され、海坊主のような男が出現するのだが・・・。

青春への一つの回答若いテロリスト、マチエックは政府軍兵士の銃弾を浴びて、町はずれのゴミ捨て場で虫のようにうごめきながら、祖国の解放を信じて死んでいった。自分の信念と行動を輝くダイヤと信じながら、灰のように脆く潰されていく姿。祖国を愛し懸命に闘った青年に与えられたものは、空しい死でしかなかった。それが権力者と、それを取り巻く権力機構に盲従することを潔しとしない人間の共通の運命であろう。青春とは? 恋愛、セックス、受験、正義――混沌とした青春にどう考えていくのか。


桜花爛漫の四月、無事三年生になった小峰元。大学入試を控え、建てた一年の計が「愛しい葉山志津子をヒモトクこと」 ヒモトクって、紐ヲ解ク裸ニスルってこと!? 志津子が騙されて撮られたブルーフイルムの奪還作戦は? パスカルってパスカルの法則のパスカル!?


北海道での調査は簡単に終わったが、工藤はその夜、ホテルで三人の男に襲われて殺されかかる。病室で目覚めた探偵は怒りに燃えた。思えば、依頼人が正体不明なことも不自然だった。傷だらけの体で現地へ戻るのだが、そこには呪われた一族の過去が待っていた。そして予想もしなかった工藤自身の家族の悲しい秘密までが・・・。

工藤俊作は西部史研究家のビル・バークレイの妻から放浪している夫を連れ戻して欲しいと依頼される。仕事は簡単に終わった。が、ビルが伝説の秘宝の地図「ブラック・ジャックの手紙」をついに発見したことから、さのざまな人間の醜い欲がからんでいく。そして最後は政治事件へと発展してしまう。国境の町を舞台に、工藤の血みどろの死闘が始まる!

LA郊外、さびれた海岸沿いの裏道り、潮の香りが漂い波の音が聞こえる小さな借家。工藤が誰にも知られずに日本を去り、そこで堕ちるように生きていた。そんな彼のもとに一人の日系人女性がやって来る。「わたしを一週間守ってくれませんか」と女は言った。それが酷薄な事件の始まりだった・・・。


私立探偵の工藤俊作は、電話のベルで起こされた。失踪した17歳の少女を四日間の期限付きで探して欲しいという。しぶしぶ調査を始めたが、誘拐の脅迫電話で事態は急展開を見せる。多くの血が流れ、工藤は少女の行方を求め必死に走り回る。そして最後につかむ意外な事実とは――


あなたの心にもひそむ美しい殺意。満天の星空、幸せな語らい、充ち足りた平和な夜だがいつしかそこに、恐ろしい疑惑と死の気配が。サスペンスミステリー魅惑の五夜。