JR品川駅近くの東京湾に面したライブハウスで、美人ホステスが変死した。東京湾臨海署の安積警部補たちが事件解決にあたるが、犯人像が絞れずに捜査は難航した。そんな時、都内のマンションの一室で中年男性が刺殺された。絡み合う二つの殺人事件を解く鍵は・・・。


若者たちが溢れ、あらゆる欲望が渦巻く街・渋谷、原宿。そこに、少年犯罪、売春、麻薬取締を目的に新設された神南署は、バブル経済崩壊により解体された東京湾臨海署(ベイエリア分署)の刑事たちが引き継ぐことになった。だが、安積警部補と新設署員の前に立ちはだかったのは、深夜の渋谷で起きた"オヤジ狩り"の罠だった。


JR田町駅付近の東京湾岸で男性の死体が発見された。男はTNSテレビのやり手プロデューサー・飯島典夫で、ビルの非常階段から転落死したものと見られた。現場の状況から他殺と断定され、ベイエリア分署の捜査で同じ局の大沼章吾が容疑者として浮かぶ。二人は新番組の企画で対立していたのだ。しかし、彼には完璧なアリバイがあった。アリバイは崩せるのか?


深夜のレコーディング終了後、人気歌手の本多勇造が殺された。レコーディングに立ち会ったのは、所属プロダクションの部長・倉橋、マネージャーの桑島、ミキサーの田所、ディレクターの栗原、サブミキサーの西野の五人である。犯人は誰か?犯行の背景には本多の独立問題が・・・。


鎌倉にある相山流茶道の邸宅で、盛大な茶会が催されていた。その茶会の最中に突如、悲鳴が轟いた。相山流家元・武田宗順と内弟子・九門京子も返り血ひとつ浴びず、しかも狭い茶室で自らの凶器で自らを殺した男?その密室での事故現場には、実は相山流茶道の開祖の伝説に秘められた恐るべき秘密が隠されていた。

四百万部の発行部数を誇る東西新聞の副社長は社の経営危機を乗り切るために、政財界の黒幕に巨額の融資を頼み込む。新聞社の社長交代劇、総裁選の舞台裏で重要なカギとなる、ある一通の「機密文書」をめぐって、その周辺でつぎつぎと殺人事件が起こった。

銀座高校学年末試験の最終ベルが鳴る。その瞬間おれは誓った。 早急に恋人をつくるべし! が、どうやって? まず積極的に女に近づくことだ。だが、その思いが強すぎたあまり、女がからむ不可思議なる事件の渦へと引きずりこまれた・・・。さあ、きみもいっしょに学力・恋愛能力・探偵能力の三重テストに挑戦しよう。


東大入試を突破しエリートの卵、今井章之は郷里の熊本をあとにし、勇躍冬季用へ向かうが、新幹線の車中で謎の女と隣あわせる。初対面の筈なのに、この女性はいやに章之の個人的事情に詳しい。東大生といっても、そこは男の子。女に誘われるまま若干の野心と期待を抱いて名古屋で途中下車、ホテルへ向かうのだが、この昭和の三四郎を待ち受ける運命は・・・・・・。


愛犬り行方をさがしていた高松市立栗林高のプリマドンナ・南口淳美が蒸発し、県立美術館から時価数千万円のギリシアの秘宝が盗まれる。そして、淳美に本を届けに来た書店の女店員が水死体となって高松港に浮かぶ。この三つの事件の接点を求めて刀根祐亮らの推理作戦はスタートするが事態は茫とし謎も深まるばかり・・・・・・。

名門・堂島高の秀才・中島優は、遠縁の看護婦・五十嵐基子の結婚式に出席したが、花嫁は翌日、六甲の車の中で冷たい骸と化していた。そして、車の窓ガラスに口紅でアルキメとダイイングメッセージが・・・。中島は基子の死の真相を突き止めるべく、またしても推理研の仲間たちと曽根崎高のかわいい子の知恵を借りる。