NECがコンセプトモデルを披露



もしもし、はいはいのツールから、コミュニケーションのためのツールへ──。今や携帯電話は、さまざまな情報を取得し交換するためのツールへと進化している。こうした中、NECが注力しているのが、デジタルデバイスを使った新しいコミュニケーションツールの開発だ。






NECは、これまで開発したコミュニケーションツールのコンセプトモデルを東京・日本橋のイタリアンカフェ「espressamente illy」に展示。同社が考える生活の中にとけ込むコミュニケーションツールのあり方を紹介している。




●NECが生んだ折りたたみ型の進化形

今や世界標準となった折りたたみ携帯は、NECが生み出したもの。そんな折りたたみケータイの今後の姿をイメージしたコンセプトモデルが披露された。

 その1つが開くとストレート型端末のようなフラットボディになる、コンパクトな折りたたみ端末。「ワンセグやムービーなどの動画コンテンツを見るときにはフラットな横置きにできる」(NEC クリエイティブスタジオの佐藤敏明チーフクリエイティブディレクター)のが特徴だ。

 携帯電話型端末はほかにも、キーパッドの下にカラーLCDを内蔵し、機能に合ったインタフェースが自動的に表示されるコミュニケーターが展示されている。

感情を色や光で伝える









 NECは、人の気持ちを光や色で伝え合うデバイスの開発にも取り組んでいる。「言花」(ことはな)は、離れた場所にいる相手と気持ちを分かち合うためのツール。ユーザーの声から感情を認識し、それに応じた色で花を光らせるものだ。今回は、それをオブジェのような形にしたものも展示している。





各キャリアの夏モデルで目立ったのが、家電ブランドの名を冠した携帯が増えた点。AQUOS、ウォークマン、EXILIMBRAVIAなど、その数は増える一方だ。携帯電話は今後、さらなるソフトウェアの共通化が進み、デバイスとデザインで勝負する時代になるのも時間の問題といわれている。

 こうした流れの中、非家電系端末メーカーはどんな方法で戦うのか──。最新モデル「N904i」を紹介するイベントで、NECの開発陣が今後の端末戦略を説明した。

変わり始めた“N”──立て役者はNECクリエイティブスタジオ

 NECの最新モデルN904iは、著名なデザイナーとして知られるステファノ・ジョバンノーニ氏がデザインを手がけた端末。イタリアで開催されたミラノサローネで初披露され、大きな注目を集めた。

 NECのモバイルターミナル事業部で事業部長を務める小島立氏は、「イタリアのスタイリッシュなデザインとNEC携帯の機能性を融合させ、ユーザーのライフスタイルをより豊かに快適にしたい」と、この端末に込めた思いを説明。この機能とデザインの融合が、NECのこれからの端末戦略で重要なポイントだ。

 「「N903i」で操作感を向上させ、高精細な液晶(VGA)を採用。「N703iμ」は折りたたみ型のFOMAで世界最薄。NECの携帯が、少し変わってきたことを実感いただけているのではないか」(小島氏)。その変わり始めた“N”携帯の立て役者ともいえるのが、20067月に設立されたクリエイティブスタジオと、それを率いるチーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏だ。

クリエイティブスタジオは、NECの技術とデザインの橋渡し役だと小島氏。端末デザインにとどまらず、携帯の企画開発プロセスをいかにクリエイティブな形にするかの検討から、開発後のプロモーションまで一貫してかかわっている。端末を作る上では、端末のカラーや質感、機能性、商品のブランディング、パッケージデザイン、ユーザーへのプロモーションまで、トータルでデザインし、関わるスタッフがそれを共有することが重要だという考えだ。

 NECとしては、携帯の急激な進化に遅れることなく、ユーザーに驚きと感動を与える端末を開発したいと考えているものの、最近はそこが足りないというユーザーの声も聞くと小島氏。クリエイティブスタジオの設立は、904iやそれ以降の携帯で、こうしたイメージを払拭するのが狙いだ。

携帯にもっとエモーションを──チーフクリエイティブディレクターの佐藤氏

 クリエイティブスタジオのチーフクリエイティブディレクターを務める佐藤氏は、NEC携帯で定評がある「人を中心としたデザイン」や「使いやすいユーザーインタフェース」を進化させながら、それをNECが長い歴史の中で作ってきた新しい技術とつなげることで、時代の先を行く機能性や提案力を強化したいと話す。

 そこで重要視するのが感情面への訴求だ。「作る側が自信を持って感性を磨き、携帯の中に感じる”“感じさせる部分をつくる。それをデザインという機能で上手に包み込んでいきたい。デザイナーだけではなく、商品企画から技術まで、NEC携帯を作るあらゆる人たちが、その人なりにこうした感覚を持って商品を作ることを目指している」(佐藤氏)。ここには、携帯をメカやデバイスとしてとらえるのではなく、生活の中にとけ込む道具として、どのような製品に仕上げるかを意識してほしいという思いがある。

 “N”の携帯デザインについては、佐藤可士和氏がデザインを手がけた「N702iD」の成功で、NEC社内でもデザインの重要度が再認識され、続いてN703iμで仕掛けた新しいテクノロジーとデザインがユーザーから好評を博すなど、追い風ムードだという。そして、満を持して登場したのがN904iというわけだ。

 「新しい携帯の姿を考えて、さまざまなコンセプトでチャレンジしている。新しいコンセプトや新たなマーケット開拓、社内にある要素技術をどのように提案するか──。こうしたところで感情に訴える新しいコミュニケーションや、NECが生み出した折りたたみ携帯のさらなる進化など、時代の流れを先取りするデザインを開発している。この流れの中で、新しいモバイルの時代を作り込んでいきたい」(佐藤氏)。

 “Nケータイの復権を目指すNECでは、デザイン戦略を軸に携帯事業を軌道に乗せ、ドコモに続いてソフトバンクのNEC端末についてもブランド力の強化を図る考え。そして将来的には「au向けの端末を開発することも検討したい」(小島氏)という。

 また携帯の世界で家電の名を冠したブランドケータイが台頭していることもNECとして認識しており、デザイン以外にも“NECならこれと認知してもらえるキーワードを作ることが課題だと小島氏。「社内で一時期、“LaVieケータイという声も挙がっていたが、それがキーワードになるとは思っていない。ブランド戦略の課題として取り組んでいるが、まだ詳細をいえる段階ではない」(小島氏)

企業にとって、数十億ドル規模の契約はきわめて大きな勝利だ。Hewlett-Packard (HP) 23日、米航空宇宙局 (NASA) との7年契約を勝ち取ったことを明らかにした。契約規模は56億ドルにのぼる。HP はこの契約に基づき、Linux および Unix を搭載したデスクトップ、ワークステーション、ブレードサーバー、およびプリンタなどのコンピュータ周辺機器を NASA に提供することになる。

今回の契約は『NASA SEWP (Solutions for Enterprise-Wide Procurement) IV』と呼ばれる措置に基づくもので、HP NASA の長きにわたる提携関係がさらに延長されることになる。HP によれば、同社は1992年から2007年までの間に、NASA SEWP II および SEWP III 契約に基づき、少なくとも62000万ドル相当の製品やサービスを連邦政府機関に提供してきたという。

「連邦政府の狙いは、投資を最大限に活用し、コストを削減し、能率を向上させることだ。そのためには、複雑な IT 環境でシームレスに稼動できる製品や完全なソリューションを提供する技術パートナーが必要だ。今回の NASA SEWP IV 契約によって NASA との提携が延長され、当社が NASA の使命達成を支援できることを嬉しく思う」と、HP の南北アメリカ Technology Solutions Group 部門担当マネージングディレクタ兼副社長を務める Jack Novia 氏は声明の中で述べている。

連邦政府の全組織と認可を受けた主要請負業者は、SEWP IV 契約に基づき HP の製品を購入できる。また HP によれば、米復員軍人省が SEWP IV に基づく契約を技術獲得のための必須条件にしたという。

KDDI は、2007522日、液晶テレビ「Wooo」の高画質映像技術と大容量バッテリーを採用し、高画質と長時間視聴を実現したワンセグケータイ W52H(日立製作所製)を発表した。

2.9インチの広視野角 IPS 液晶(ワイド QVGA)には、日立ハイビジョン液晶テレビ「Wooo」の高画質映像技術を採用。繊細で豊かな色彩の映像を可能にする高画質処理エンジン「Picture Master for Mobile」を搭載。

「ヒストグラム伸張型 γ 補正」「画面輝度対応イコライジング補正」「彩度補正」屋外での画質を向上させる「光センサー連動 γ 補正」などの機能を備える。

ワンセグやデジタルラジオ視聴時には「標準」「シネマ」「色鮮やか」の3種類のカラーマネジメントを選択でき、番組にあわせた映像が楽しめる。

着信やメール受信時でも継続して録画できるバックグラウンド録画や予約録画に対応。このほか音声付で1.3倍速の再生ができる「音声付時短再生」、テレビ視聴中の着信でも自動録画され、通話終了後に続きのシーンから自動再生される「タイムシフト再生」にも対応する。

ワンセグ視聴約7時間、連続音楽再生約28時間、連続待受時間約450時間を実現する1100mAh の大容量バッテリーを採用し、バッテリー切れの心配を軽減させている。

デザイン面では、「ドラマチックマテリアル」をキーワードとし、「フレスコオレンジ」は マット、「レリーフブラック」は立体パターン、「グレイズシルバー」はクリア仕上げと、本体カラーによって異なる質感の背面パネル採用。

メイン液晶周りに2色成型を採用。透明層を画面側面までまわし込むことで上質感と大画面をアピール。

小規模ネ

KDDI3インチワイド VGA 液晶搭載ワンセグケータイを発表


KDDI は、2007522日、約3インチワイド VGA 液晶と広角28mm カメラを搭載した W54T(東芝製)を発表した。

スライドスタイルに au 初のステンレスボディを採用し、約3インチのワイド VGA 液晶やワンセグ、デジタルラジオなど映像・音楽サービスにフル対応しつつ、厚さ18.5mm を実現。

ワンセグの録画予約機能や番組表から簡単録画予約できる機能、録画中に着信があっても録画を継続する機能などに対応。充電しながらであれば、2GB microSD カードに最大約10時間の録画が可能。

メインディスプレイには東芝 AV ノート PCQosmio」や液晶テレビ「REGZA」の高画質技術を採用した 3インチのワイド VGA 液晶を搭載し記憶色に近い色再現性を実現。また、光の乱反射を抑えるクリアスクリーンを採用し、自然光下でも見易さを確保している。

PCサイトビューアー」「PCドキュメントビューアー」はワイド VGA の横表示に対応し PC に近い感覚で利用できる。付属のテレビ出力ケーブルを利用すれば、プロジェクターと接続し、WordExcelPowerPoint などの PC ファイルを投影可能で、プレゼンなどに利用できる。

手ブレ軽減機能対応の324万画素のオートフォーカスカメラに広角28mm35mm 換算)レンズを搭載。動画撮影では、パワーアップしたグラフィックエンジン T5GP を搭載し、VGA サイズ、30fps の高画質ムービーの録画に対応している。

1GB
の内臓メモリーを採用しているので、高画質ムービーでも約1時間の録画が可能。この動画もテレビなどに出力可能。

このほか、「3D メール」「辞スパ」「Bluetooth」などに対応している

サンフランシスコ発--法律学教授でオープンソース関連の法律専門家であるEben Moglen氏は、自らも改訂に助力した「GNU General Public LicenseGPL)」の次期バージョンについて、広く普及するだろうと予測している。

 Moglen氏は米国時間522日、当地で開催のOpen Source Business Conferenceにおいて、「GPL 3は、導入後1年以内に現在GPLを使用していない団体による採用が増加し、広く普及する」と予測した。「現在はハードコピーレフトを必要としないライセンスを使用しており、どのようなライセンスでも選択可能な立場にある多くの商業的に重要なプロジェクト」がGPL 3を採用することになるという。

 Free Software FoundationFSF)の創設者であるRichard Stallman氏の造語であるコピーレフトとは、ソフトウェアを変更し、配布した個人または組織はその変更を公開しなければならないというGPLの主要要件を指す語である。Apache Licenseなど、変更を非公開にし、オープンソースソフトウェアをプロプライエタリなソフトウェアに密接に組み込むことを許可する、より「寛容な」オープンソースライセンスも存在する。

Moglen氏は、フリーソフトウェアおよびオープンソースソフトウェアの世界では最も広く使用されるライセンスであるGPLの改訂というさまざまな議論を巻き起こしてきた作業をずっと見守ってきた。コロンビア大学ロースクールの教授で、かつてはIBMのプログラマであったMoglen氏は、FSFの顧問を退任するが、Software Freedom Law Centerという別の団体で今でも積極的に活動している。

 GPL 3の初期の草案は、GPLを用いたLinuxカーネルを率いるLinus Torvalds氏を含む複数の団体からの大きな反対を受けた。しかしGPL 3の最新草案である第3版に対しては批判が減っており、Moglen氏はその将来について強気の予測を立てた。

Moglen氏は、「草案完成から4週間が経ち、主要な大きな変更に関しては同意に達した」と述べた。「すべての人が同じように不満を抱いていたが、それは当然通るべき道である。そして今、全員でこれを完成させることができた」(Moglen氏)

 同氏は、新しいGPLの立案は、オープンソースソフトウェアの記述と同様で、複数の団体が互いに依存し合う集合的な作業であると述べた。「すべての人が互いに密接に依存しており、失敗がもたらす影響の範囲は非常に大きいため、アイデアを共有し、妥協して共存する道を見つけざるを得ない」とMoglen氏は述べた。

 Moglen氏によると、GPLは、Microsoftの支配体制を取り崩す力をオープンソースソフトウェアに与えるという。「GPLが独占主義者を引きずりおろすことのできる時が刻々と近づいている」と同氏は述べた。

 同氏によると、Microsoftは、パッケージ化された独自のソフトウェアで、ハードウェアやサービスによる利益をむさぼってきたという。「ソフトウェアが課す税金は莫大なものであった」と同氏は述べた。「Microsoftが世界に与えた害をうまく算出した人は誰もいない。その値は莫大なものである」(Moglen氏)

 Stallman氏が検討したがGPL 3では却下された内容の1つに、ネットワークサービスとして入手可能なGPLソフトウェアへの変更を扱うためのメカニズムがあった。GPL 2では、ソフトウェアを変更するが、配布はしない団体は、その変更を公開する必要がないとされており、それはGPL 3でも引き継がれる。ソフトウェアが、アプリケーションサービスプロバイダ、またはSoftware as a ServiceSaaS)と今日呼ばれているメカニズムを介してインターネット上で入手可能である場合でも、公開の必要はない。

 ソニーは、現在、カメラとして利用することができる「プレイステーション・ポータブル」(PSP)を携帯電話としても利用可能にすることを発表した。

 ソニーは英国に拠点を置くBritish TelecomBT)と4年に渡る契約を結び、PSPで無線ブロードバンド通信が可能になる予定だ。これは、ユーザーはPSPを利用して「高品質」ビデオ通話や音声通話、テキストメッセージの送信が可能になることを意味する。

 この提携によって、BTのブロードバンドビデオや音声「ソフトフォン」製品がPSPに組み込まれることになる。そして今後数カ月の間に、PCや固定電話、携帯電話に電話をかけたり、メッセージ送信を行うための機能が追加される予定となっている。

 ソニーは、このサービスをフランスやドイツ、スペイン、イタリアでも展開するために、BTやその他の通信プロバイダーとも交渉中であると述べている。このサービスはまず英国で開始されることになる。

 Sony Computer Entertainment EuropeSCEE)のプレジデントであるDavid Reeves氏は、「市場をリードしているわれわれの専門性とBTの通信知識を組み合わせる機会を得たことで、多くの可能性が開かれることになる。われわれは、数多くの刺激的な通信機能をPSPのファンに届けることを楽しみにしている」と述べている。



 プリンストンテクノロジーは、重さ8gの軽量ボディを採用する同社製USBフラッシュメモリ「Xiao Jr.PFU-2JU」シリーズの新ラインアップとして、4GBモデルを5月下旬に発売する。価格はオープンで、予想実売価格は9,800円。

 同シリーズは、本体サイズが幅16.9×高さ9.3×奥行き53.3mmで、重さは8gという軽量コンパクトな筐体を採用したUSBフラッシュメモリで、これまでに2GB/1GB/512MB/256MB/128MB/64MB6モデルが発売されており、今回新たに4GBモデルを追加する。USBポートが届きづらいPCでも使用できるようにUSB延長ケーブルが付属。本体にブルーLEDを内蔵しており、アクセス時に青白く点滅する仕様となっている。

 対応OSWindows Vista/XP/2000/ME/98SEMac OS X 10.1以上9.0以上で、インターフェースはUSB2.0/1.1

 また、同シリーズにセキュリティソフト2本が付属する「Xiao Jr.PFU-2JU/MS」シリーズの4GBモデルおよび2GBモデルの2製品もあわせて発売する。価格はオープン。

サンフランシスコ発--Microsoftとの特許契約で批判を浴びているNovellは米国時間523日、電子フロンティア財団(Electronic Frontier FoundationEFF)が進めている、紛らわしい特許と思われる案件に異議を申し立てる取り組みを支援する予定だと発表した。

 NovellEFFが特定の特許を無効にすることを目指して取り組んでいる「 Patent Busting Project 」に資金提供する予定だという。Novellの最高技術責任者(CTO)でオープンソース戦略の責任者も務めるNat Friedman氏が、当地で開催されたOpen Source Business Conferenceのインタビューで明らかにした。同氏によれば、Novellではさらに、特許制度の改革にも幅広く取り組み、オープンスタンダードの妨げとなっている問題を排除することを目指すという。

 EFFのエグゼクティブディレクターShari Steele氏は「特許が革新の妨げにならぬよう、Novellがわれわれを支援してくれることになった」と述べ、「Novellは現在、私たちへの資金提供を進めている。(中略)Patent Bustingの取り組みを欧州にも展開することが、その目的だ」と付け加えた。EFFは欧州で弁護士を雇う予定という。

 ソフトウェア特許はテクノロジ業界にとって厄介な問題である。LinuxディストリビューターRed Hatなどのようにソフトウェア特許に反対の立場を取ることが多い企業も含め、たくさんの企業がソフトウェア特許を取得している。しかし、オープンソースソフトウェアにおける共同作業と共有の原則は、排他的な権利を保障する特許システムに馴染まないことが多い。Novellは、世界中で500以上のソフトウェア特許を所有しているにも関わらず、この問題について明確なメッセージを送ろうとしている。

Friedman氏は「ソフトウェア特許は全体として利益よりも害になると、公に訴えている。ソフトウェア特許は革新を遅らせ、オープンスタンダードを足止めし、市場への新規参入者に恐るべき影響を与える可能性がある」と述べた。

 NovellMicrosoftと特許提携を結んだ200611月が転機だった。その提携でMicrosoftは、NovellSUSE Linux Enterprise Serverのメンテナンスやサービスが受けられるクーポンを販売し、SUSE Linux Enterprise ServerないしはNovellブランドで提供されている製品を購入した顧客に自社の特許権を主張しないことを誓約した。Novellはオープンソース支持者からの批判(たとえばRed Hatの弁護士Mark Webbink氏はこの提携を「融和政策」と呼んだ)にさらされ、そのような特許取引を将来的に禁止できるオープンソースライセンスをつくる動きにもつながった。

 Microsoftは先週、LinuxなどのオープンソースソフトウェアがMicrosoftの特許235件を侵害していると宣言して物議を醸したが、どの特許が該当するのかは明らかにしていない。

 NovellLinuxマーケティング部門ディレクターJustin Steinman氏は、Microsoftからクレームはなかったと述べ、Microsoftとの提携は正当であるとした。

 同氏は「Linux内部に特許侵害がないとわれわれは主張するが、ユーザーはそんなことは知らないと言う。特許の心配をしたくないのだ。ユーザーは、誰か他の人が問題を解決してくれることを望んでいる」と述べた。

 しかし、明確な批判がNovellの耳に入ったことは間違いない。

 Friedman氏は「これまで6カ月の間、特許システムについていろいろと考えてきた、というのが率直なところだ」と述べた。EFFとの取引がNovellのイメージ復活に役立つことを望んでいるか尋ねられると「この取引で、私たちがNovellで考えていることや行っていることについて、ユーザーがより包括的な見方をしてくれることを望んでいる」と述べた。

Sprint Nextel523日、米Pandora Mediaの音楽サービス「Pandora」を、一部の携帯端末で提供開始したと発表した。携帯端末でPandoraのサービスを提供するのは、Sprintが初めて。

 Pandoraは、ユーザーの好みに合わせた曲を配信するオンライン音楽サービス。ユーザーが好きな曲やアーティスト名を入力すると、Pandoraの「Music Genome Project」システムが入力情報の特徴を分析、傾向の似た曲を次々に配信する。ユーザーは、パーソナライズしたラジオ局を100局保存することができる。

 Sprintが提供するPandoraサービス「Pandora on Sprint」では、演奏中の楽曲の情報は携帯端末の画面に表示され、配信された曲の情報をさかのぼって確認することも可能。その曲を好きかどうかのフィードバックもでき、Pandoraの選曲に反映させることができる。曲のスキップや一時停止も可能。気になる曲は「ブックマーク」しておき、後でSprint Music Storeから直接携帯端末にダウンロード購入できる。ユーザーは、PandoraのサービスをSprint携帯だけでなく、Webサイトからも利用できる。

 Sprintは、Pandora on Sprintサービスを「Sprint Power Vision」の一部機種(LGFUSICSamsungA900およびA920、三洋の7500および8400)で提供開始。6月末までには、Sprint Power Visionのすべての機種でサービスを提供する予定。利用料金は月額2.99ドル(Power Visionデータプラン料金は別途必要)。30日間の無料トライアルも提供している。