娘がカラオケで
歌いたくて仕方ないらしく
連れて行ってとお願いされ、ジャンカラへ。
アニメやボーカロイドのオンパレード♪
その合間をぬって私は
久しぶりの
アンルイス WOMAN
この曲、おそらく私のカラオケ人生で
一番歌われた曲じゃないかな？
子どもとカラオケに行くようになってからは
なぜか封印していたけど
昨日は久しぶりに歌ってみた。
１０代、高校生の時によく歌ってた
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
最近、
２０代独身の頃、お世話になっていた
ピアノの先生の所に
出戻って
レッスンを再開させた私です
ブランクはあるものの、先生の
【勘はすぐに戻るから大丈夫】の
言葉を信じて
先生の提案される、
少々難易度の高い曲を弾いています。
それは単純に、テクニックが必要とか
練習をたくさんしないといけないとか
そういう事では無いみたいです。
先生いわく、
【かぷりこちゃん、
人生の酸いも甘いもそれなりに経験してきたでしょ？】
その、
【積み重ねてきたモノ】を
表現していく曲だそうです。
だから、２０代の頃の私には
出さなかった曲だそうです。
【可愛い娘さんやったのにぃ・・・
おばちゃんなったなぁ】
と言われます
確かにおっしゃる通りですが
レッスン時間のほとんどは、ピアノに触れず
どういう時間をお互いに過ごしてきたか？
を←ほぼ先生が喋っている
語り合っています。
そして、当時私は先生
の事を勝手に
カバちゃん系
の人だと思っていたので
色恋事情やら、お家の事やらプライベートなことは
先生にさほど興味がなかったと言うのもあって
ほとんど聞かなかった。
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先生と再会してからの私は、
１６年も経っているのに相変わらずの
濃いキャラと、その若々しさに
チョット先生に興味を持ち始めた。
だから、
私に投げかけられた質問を同じ事を
先生にも投げ返すようになった。
そうしたらですねーーーーーー
びつのくり
ビックリ仰天
さすがの芸術人間
アレヤコレヤと、次から次へと
ビックリ箱のような事実が
わんさかわんさか 飛び出してくるんですよーーー
そして
【かぷりこちゃんも、エエ大人なって来たし
もう、何でもゆうわぁ～】
っていっぱい話してくれるんですよね。
私のつたない文章力では
表しきれない程の
先生の
長い人生の中で見てきた事
感じた事を毎回
私との会話の中で上手に融合させて
なんとも密度の濃い時間を
プレゼントして下さるんですよ
それで、
アンルイスに戻るわけなんですが。
同じ曲でも
音程を外さないで上手に歌う事は
何歳の人でも出来ると思うんです。
だけど、
本当にその曲の凄味、深みを味わって
表現できるのは
時を経て、成熟した人間なのでは？
と思うところです。
私が今弾いている
ショパンとモーツアルトも
先生は
『冬の空に輝く星ーーー』
とか
『そこは、質問に対する応えーー』
とか
『自分の出した音に責任持ってーーー』
とか
ゆうてはります(+_+)
どう弾いたらエエねん！
って思いますよね。
一回頭の中で咀嚼しないと弾けない
ただ単に
『だんだん強く弾いて』
とかじゃないんですよね。
最初は意味の分からなかった私も
３週目位には先生に
『チョット分かってきてるんかな？』
と言われるようになりました。
そして、
『かぷりこちゃんと
色んな話が出来るようになって嬉しい』
『色々教えたる！！』←ピアノ以外のことも
と言ってもらえて
コレって
ワシも息子とお酒を飲みながら
話せるようになったかーー
みたいな感じ？
いっちょ前って認めてもらえるようになった？
なんか
あたし、すごい嬉しいんですよ----
こういう受け入れられ方って
すごく感謝です。
毎日同じ事をしているようでも
２０年前とは違う私がしている。
毎日お米を炊いているけれど
毎日洗濯を干しているけれど
絶対に日々深みが出ているはず。
目には見えないけれど
そこにはジブンしか表現できない
何かがある。
特別な才能や技術がなくても
人は毎日何かを奏でて育てている。
それは、
昨日より今日
今日より明日
だんだん味わい深くなっていくんだ
そんな私はまだまだ ひよっこだな
私もこれからはジブンの事を
≪ピアノ習ってまーっす≫
じゃなくて
≪音楽を演奏、表現する人間≫
として堂々と生きて行こうと思います