今日はゲーム情報をお休みして、真面目なお話を。


今回のお題は『ゲームのバランス調整』。

ゲームを作る上では避けては通れないのに、どうしても時間を削られてしまう部分なのがここだと思います。


ゲームを作る際の流れですが、(あくまでも開発部分のみでアバウトですが…)

①企画を立てる

②企画内容を元に仕様を固める

③仕様を元にグラフィック・サウンド等(リソース)を作る

④上がってきたリソースを元にプログラムを組む

⑤不具合がないか確認(デバッグ)

⑥ゲームのバランスを調整する


とまあ、こんな感じですね。

でも、大抵の場合、⑤と⑥はほぼ同時進行です。


こうやって見ると明らかなのですが…

もし、『スケジュールが大幅に遅れてしまった!』なんて事になると、まず削られるのは…、

そう、⑥です。なんてったって、一番最後ですからね;



最近良くあるのが、『ネタはいいのに面白くないな~』とか、そういった悲しい状態ですが、

原因は、バランス調整の期間をどれだけ取っているかにあります。




学生時代、恩師の先生にこんなお話を聞いた事があります。

『開発に5割、調整に5割』

ここでいう『5割』というのは時間の割合です。

先ほどの①~④を5割の時間で、残りの5割は⑤・⑥にかける。

まあ、開発期間が1年の場合、半年は調整期間と言うわけですね。


『ちょっと長すぎじゃ?』なんて思う方もいるかもしれません。

でも、そんなことはありません。


例えば、モンスターがいっぱいの100階立ての塔の頂上を目指すダンジョン攻略ゲームがあるとします。

まずは、調整するにあたって基準を決めます。

頂上の敵の強さであったり、それはゲームによって様々です。

このゲームでは、最初の1階にいる敵の強さを基準に考えるとします。

1から100階まで、それぞれ難易度を調整し、まずはひと段落。

でも、もし5階のモンスターのバランスが悪くて再調整になったとしたら?

1階分を調整すれば、他の階ともバランスが取れなくなるかもしれません。

最悪、5階以上は全て再調整!なんてこともあります。


ゲームのバランス調整は、それこそゲームに登場する1つ1つの要素を調整する作業。

開発に半年かかるなら、その半年分で作ったものを調整するのに半年かかっても不思議はありません。



ですが、実際にバランス調整にそんなに時間をかけるなんて、早々出来る事じゃないんですよね;

やっぱり予算は決まってて、時間は限られている。

唯でさえゲームの複雑化で開発期間が長期化している昨今では、時間のやりくりだって大変です。

これからは、どれだけ時間と人をうまく動かしていけるか、ここにかかっているように思います。