松本潤を言葉で     〈 嵐 〉 -20ページ目
(最終回も終わってから載せるrequest.08感想。書いたのは放送数日後。)


「ちょっと行ってきます」

深山と班目の傾き方が可愛い。

「弁護人チェンジで」

もうこれで安心して深山を楽しめるとワクワク。

松本潤は言葉に笑いを含ませるのがうまいね。

「では」

最後の消え方が大好き。ツボ。

主人公で喜怒哀楽を見せやすくなる役とは違う、つかめない感じがいい。


野間口徹さんの安定感。

VS嵐に出演された時の言葉が盛り上げ上手でそれ以来楽しいイメージがついた。


「僕を解任してください」

この一連のシーンの目がわんこ。駆け引きとか探り合いとか弁護には必要なものの上を飛び越えていく「事実が知りたい 事実だけでいい」みたいなごはん待ちの犬みたいな顔と、いろんな事情を抱えまくってる被告人との対比。

「採用するわけないでしょ 佐田先生じゃないんだから」

この台詞が好き。立場を同じくしてないヨソモノ感がいい。


新日ジャージの似合い具合ったら。鮮やかな色にほっとしてしまう。

坂東私服のオレンジTシャツはアメリカの服役囚みたいで素晴らしい。


殺人罪で起訴されるかどうかって情報収集のために賭けるほどじゃないですよね。怖ろしいですよね。深山って勝負師の範疇を超えたところにいっちゃってる。いっそ自分の人生賭けても構わないってほどそれからひいちゃってるような。



佐田が去ってからの表情の変わり方がすごくいい。

きみはペット」のモモは可愛いとダークな部分のバランスが素晴らしかったけど、こちらはもっと冷えてる。白の反対は黒だよねっていうカラリとした違いじゃなくて、背中にすーっと氷をすべらせるような。やっぱり見たい、松本潤の悪役。ダークヒーローでもいい(贅沢な)。


留置所でのシーンは全部いいなあ。

ほんの短い時間だけど見入ってしまう。この人のそこを見られるまで目が離せないと思う。


坂東
「だから顔がこんなに似ちゃったってわけ」

ここの立花好き。表情は固まってるけど口は動いてる。その後笑うところも。

「だから僕違いなんだよなあ…」

持ってきてもらった服全部似合ってるー(笑)

99.9は力を抜いたシーンの演技がうまいなあと何度も思う。抑えた声も静かにちゃんと届く。柔らかくて心地いい。


犯行現場のビデオ確認してるシーン。

班目さんと交互に映るこの場面、手がかりをつかむ大切な場面ではありつつ地味。なのにやたら好き。二人の芝居も、撮り方も。好きにやってる深山が班目に活かされてるとわかる。


裁判中の深山がまさに『弁護士の被告人』

裁判長を見つめて話す。裁判官に視線を配る。被告人として話すというていで自分の弁護をしてる。法廷では弁護士や検事ではなく裁判官の方を見て、とは聞くけど、その形をとりつつプレゼンテーションしてる。


父親の事件に触れられると視線を落とす。

触れたくない顔をしてる。

聞きたくない話、隠したい話だからじゃない。

「今じゃない」から。

中途半端に触れられたくないから。言いたいことは山ほどあって、下手に一部分だけさらりと見せたりはしたくないから。

そっと蓋をして終わり。



無罪が証明される喜び、解放感なんて感じてないような顔。アハ体験かってほどゆるやかに笑みを浮かべて、自分の周りで嘘を振りかざして大騒ぎしてた人達を静かに見下ろすような。確認作業にも似た諦観。終えてもいいなと思ってたすべてがまた戻ってきた。それともここで終わるわけにはいかないと思ってたんだろうか。いろんなことを想像させるたまらないシーンだった。


「ありがとうございました。似合うと思うよ。」

この憎たらしい顔ったら!もう大好き。ちゃんとお礼言いなさいよって思いながら、まあ深山はこうだよねと思う。


深山
「行きますよ」

なんていい顔してるんだ。

来なくていいって言ってた深山が振り返って言ってる。

変人深山の最大限の賛辞なんだろうな。

佐田を以前から認めてはいたけど、自分とは違う場所で役割を果たしてくれてればいい。

でも『一緒に行こう』まで来た。

年齢も実績も絶対佐田の方が上なのに、そんな社会的地位はどうでもいい、自分が認めたのは今だ。そういう“感謝”なんですね。

あの笑みを浮かべてまた戻るんだと帰ってきた場所は、でももう前とは違ってる。

そう感じたシーンでした。

こうやって深山に少しずつ愛してるものが、失くしたくないものが増えて、厄介だなと思いつつも楽しめるようになればいい。それでなおかつ変人のままでいてくれればいい。

明るいラストシーンでした。