最初に降った雪は溶けないんだよずっと ―― 失恋ショコラティエ #07 | 松本潤を言葉で     〈 嵐 〉
まつりの元彼の風貌がすごくいい。

こんなタイプだったんだっていう驚きのタイプなのが。

オリヴィエの言うことにいちいち頷いてしまう。

こういう人間も描ける辺りに原作者の「わかってる」感を感じますね。

「愛してたら信じて当然」ってそれ違うってとこも。


てことで爽太の人物造形も確信犯なんだな(誤用ってことは知ってますが他に代替語を知りませんm(_ _)m)。

猫を飼うのを許してくれる旦那さんも、爽太を心待ちにしてるえれなも。

すべてが爽太の逃げ道を断つつくり。

怖いです。

ここまで追い込む爽太を原作者はどうするつもりなのか。

そしてそれを知らないドラマ制作者はどうするつもりなのか。


友達の前で、旦那さんとチョコで幸せだと言うサエコ。

やっぱりサエコはなんか仕事しなさい。

というかしたいことを見つけなさい。

たぶん幸せはそっちにある。


「いくつもの傷」

「強欲」

こういう言葉が耳に残る。

爽太にとってサエコへの告白が実る可能性って0%なのかなあ。

そうじゃなきゃいけない告白だとも思うけど、0%なんてあり得るのかな。



「それに今日は俺から先手を打つわけで
不意打ち食らう心配もないから落ち着いたもんですよ」

ああコワイ台詞(言い方うまい)。完全にフラグ。

店を出ていくスローのサエコが怖いいいいいいいいい!

落としたヘラ(ってなんていうのか知らない(^_^;))に

散るチョコレート、


ここオリヴィエが刺されたナイフよりずっと恐ろしい。

赤い。

心臓のドクドク音が響いて爽太の血が逆流してるのを感じて

えれなの方が純粋だよとか薫子の方がいい子だとか

仕事に集中した方がいいんじゃないかとか

そういうこと考えてる外野の自分は馬鹿だったなあと思う。

爽太にはサエコなんだ。

相応しいとかうまくいくとかそういうんじゃないんだ。

どんなにバランスがとれた美しい形でもパズルのピースがはまらないように

この人にはこの人なんだ。

それがこの後ダメになってしまうものだとしても。

爽太はサエコなんだなあ。


振り回されてあっという間に終わるはずの告白。

「最初に降った雪は溶けないんだよずっと」


暗記した後眠ると記憶が定着するみたいに、爽太の想いって新しい思い出で更新されないまま爽太に組み込まれてしまったんだな。

近くにいてもファンタジーの爽太と現実のサエコに事件が起きる気はしないけど。


爽太の目に涙。

終わらせる寂しさと不安とチョコレートにこめた気持ちが伝わっていたことの喜び。

サエコの目にも涙。

幸せだねと人に言われて幸せだよと答える以外の幸せがここにあるんじゃないか。

そう思ったのかなあ。

しつこいけど仕事ってかやりたいことだと思いますけどね!

爽太はやっぱり鈍い。

サエコをここまで感じ取れないのはマズいんじゃないかと思うの。

このふたりが結婚してもいい夫婦の絵は浮かばない。

それって先に書いた、爽太が0%の可能性を本気で信じてるからなのかなと思う。


「現実にしていいの?」

いやいかーん!

してもいい時はあっても今じゃない!

ここはサエコのことを考えたら抱きしめるとこだけど

爽太の人生的にはしちゃいかーん!

まあそれで自分の方を考えちゃう人じゃないよね、爽太は。


ああこの緊張感。

世間的には決して受け入れられない関係に突入していきました。

旦那さんに訴えられて店がどうこうなんないかなあとか心配してる私の気持ちをよそに(知らないよ(笑))、爽太は突き進んでいくんでしょう。

もうついていくしかありません。

「よしわかった!」

今一番自分にピッタリくる言葉は、これかもしれない。

この原作を扱おうと決めた人々すべてに、その根性に尊敬の念が芽生えてきました。

ものすごい出題編だよ。