もあぐれっしぶは「たまゆら」の2期。
まだ2話しか見てないけど、1期から見ていて思うことを
少し書きましょうかね。
じわっとくる、しみじみ.・・・。
が、「たまゆら」の良さだと思う。
主人公とその友達が一歩ずつ成長する姿を軸に、
程よい萌えと風光明媚な町の味わいと人々の交流が、
丁寧かつ抒情的に描かれていて、じわっとくる。
OPは作詞作曲が大貫妙子でこれがまたハイセンス。
町起こし的アニメとしても真面目でハイクオリティ。
◆
で、たまゆら1期を見てた時(2011年)、
最初は良さがイマイチ分からなかった。
その頃の僕はアニメにラディカルさを求め過ぎていたようで、
全然違う軸が来たから「え、これ面白いの?」ってなった。
で、見てるうちに「やばい、これはいい!」ってなった。
最初は、「ぬるい」と思ったんだよね。
主人公の楓(ふう・高1女子)は、横須賀市から広島県竹原市へ、
つまり都会から田舎に引っ越してくるわけだけど、
その後は、ずっと日常系的な展開で、マクロ的には大きな変化がない。
同じ日常系でも、「けいおん!」だと、キャラ萌え全開でポップなんだけど、
「たまゆら」はそうじゃなくて、ひたすら地味で真面目。
それで、「何が面白いの?」と、当時の僕は序盤では思ったわけで。
うーん、これはぬるいカメラ女子アニメ?とか思ったのを覚えてますw
ところが、この作品はとても上質に抒情的だったのだ。
◆
楓は、父の死によって心に傷を負い、それを克服するためもあって、
父の故郷であり、幼少時代によく訪れた竹原へ家族で引っ越すことを決意していたわけで。
引っ込み思案で自分に自信が持てない楓。
新しくできた友人達や町の人々、憧れの写真家との温かい交流を通じて、
楓は写真と向き合い、少しずつ心を育み、前に進み始める。
といった具合いに、話の展開が穏やかで抒情的だ。
心理描写がアニメとドラマの間をゆくような感じで、丁寧だ。
特別にドラマティックなことでなくても、
本人にとっては大切で、決して疎かにすべきでない事。
そういったことが、大袈裟ではなく自然に積み重ねられているのを感じたとき、
全然ぬるくなくて、上質で抒情的な町起こし系アニメだと思い直したわけで。
一つ一つの要素は特に斬新ではないし、あっと驚く展開もないのだけど、
特筆すべき点は、実写ドラマとの対比が感じられること。
本来、ストーリーだけなら実写ドラマでもいい作品だと思うのだ。
抒情的で背景がリアルなだけなら、アニメでなくてもいい。
文化庁芸術祭とかに出品される実写ドラマにはそういうタッチの作品もある。
だけど、キャラクターデザインがしっかり萌えアニメ(ギャルゲー的ではない)になっていて、キャラの会話や口癖がアニメ的にコミカルである(過剰にならないように抑えられてはいる)ことが、しっかり作品の魅力の一つとして機能しているわけで。
あえて、リアリティとアニメ要素をハイブリッドさせることで、従来のアニメにも実写ドラマにも無かったタイプのテイストが醸されていると思うのだ。
(こういうことはジブリもやっているけど、ジブリのアニメ的要素は根本的に異なるDNAを持っていると思う)
まあ逆に言うと、実写に転用することも可能だけど、たぶんそれだとつまらない。
◆
そんなこんなでもうすっかりお気に入りアニメ。
安心して癒されながら見ている感じ。
そこ!キモいとか言うな!
いや、言ってもいいけど、
1期を見てから言えと言いたい。
2期は高校2年生になった楓たちが、
それぞれの活動にドライブを掛けていく・・・ようだけど、
基本、しみじみほっこりなんだろうなー。
寝る前とかに見るのオススメです。
まだ2話しか見てないけど、1期から見ていて思うことを
少し書きましょうかね。
じわっとくる、しみじみ.・・・。
が、「たまゆら」の良さだと思う。
主人公とその友達が一歩ずつ成長する姿を軸に、
程よい萌えと風光明媚な町の味わいと人々の交流が、
丁寧かつ抒情的に描かれていて、じわっとくる。
OPは作詞作曲が大貫妙子でこれがまたハイセンス。
町起こし的アニメとしても真面目でハイクオリティ。
◆
で、たまゆら1期を見てた時(2011年)、
最初は良さがイマイチ分からなかった。
その頃の僕はアニメにラディカルさを求め過ぎていたようで、
全然違う軸が来たから「え、これ面白いの?」ってなった。
で、見てるうちに「やばい、これはいい!」ってなった。
最初は、「ぬるい」と思ったんだよね。
主人公の楓(ふう・高1女子)は、横須賀市から広島県竹原市へ、
つまり都会から田舎に引っ越してくるわけだけど、
その後は、ずっと日常系的な展開で、マクロ的には大きな変化がない。
同じ日常系でも、「けいおん!」だと、キャラ萌え全開でポップなんだけど、
「たまゆら」はそうじゃなくて、ひたすら地味で真面目。
それで、「何が面白いの?」と、当時の僕は序盤では思ったわけで。
うーん、これはぬるいカメラ女子アニメ?とか思ったのを覚えてますw
ところが、この作品はとても上質に抒情的だったのだ。
◆
楓は、父の死によって心に傷を負い、それを克服するためもあって、
父の故郷であり、幼少時代によく訪れた竹原へ家族で引っ越すことを決意していたわけで。
引っ込み思案で自分に自信が持てない楓。
新しくできた友人達や町の人々、憧れの写真家との温かい交流を通じて、
楓は写真と向き合い、少しずつ心を育み、前に進み始める。
といった具合いに、話の展開が穏やかで抒情的だ。
心理描写がアニメとドラマの間をゆくような感じで、丁寧だ。
特別にドラマティックなことでなくても、
本人にとっては大切で、決して疎かにすべきでない事。
そういったことが、大袈裟ではなく自然に積み重ねられているのを感じたとき、
全然ぬるくなくて、上質で抒情的な町起こし系アニメだと思い直したわけで。
一つ一つの要素は特に斬新ではないし、あっと驚く展開もないのだけど、
特筆すべき点は、実写ドラマとの対比が感じられること。
本来、ストーリーだけなら実写ドラマでもいい作品だと思うのだ。
抒情的で背景がリアルなだけなら、アニメでなくてもいい。
文化庁芸術祭とかに出品される実写ドラマにはそういうタッチの作品もある。
だけど、キャラクターデザインがしっかり萌えアニメ(ギャルゲー的ではない)になっていて、キャラの会話や口癖がアニメ的にコミカルである(過剰にならないように抑えられてはいる)ことが、しっかり作品の魅力の一つとして機能しているわけで。
あえて、リアリティとアニメ要素をハイブリッドさせることで、従来のアニメにも実写ドラマにも無かったタイプのテイストが醸されていると思うのだ。
(こういうことはジブリもやっているけど、ジブリのアニメ的要素は根本的に異なるDNAを持っていると思う)
まあ逆に言うと、実写に転用することも可能だけど、たぶんそれだとつまらない。
◆
そんなこんなでもうすっかりお気に入りアニメ。
安心して癒されながら見ている感じ。
そこ!キモいとか言うな!
いや、言ってもいいけど、
1期を見てから言えと言いたい。
2期は高校2年生になった楓たちが、
それぞれの活動にドライブを掛けていく・・・ようだけど、
基本、しみじみほっこりなんだろうなー。
寝る前とかに見るのオススメです。