久しぶりに韓国映画を見てきました。
「観相師（かんそうし）/原題:観相(クァンサン)」
관상（２０１２年 １４２分）
２０１２年９月クランクイン。公開は２０１３年９月公開。
簡単なあらすじ…
李氏朝鮮５代王文宗（キム・テウさん）の頃、没落した両班キム・ネギョン（ソン・ガンホさん）は、妻の弟ペンホン（チョ・ジョンソクさん）と、息子ジニョン（イ・ジョンソクさん）の三人で都から離れた海辺の小さな村で、筆を売ったりして、細々と暮らしています。
都で観相のできる妓楼の女主人チャン・ヨノン（キム・ヘスさん）が供（チョン・ギュスさん）を一人連れて、はるばる訪ねてきて都で一緒に仕事をしようと誘います。
息子は勉強もでき、世の不正を糺すようなまっすぐな青年ですが、官吏になると死ぬ相だそうですが、科挙を受けると言って一人で家を出てしまいます。
残された２人も妓楼を訪ねますが、世間知らずで、お人よしの２人は早速だまされてしまいます。
でも、なんとか、当代一の権力者キム・ジョンソ（ペク・ユンシクさん）の信頼を得、やがては王にも信頼されます。
王は幼い息子の端宗（チェ・サンウ君）を守るため逆賊の相を持つものを探させます。
病弱な王の代わりに弟の首陽大君（イ・ジョンジェさん）が注目されているのですが、謎の策士がついてから野望が大きくなって、きな臭くなってます。
「癸酉靖難」계유정난（ケユチョンナン １４５３年１０月）
日本だと室町時代。室町幕府８代将軍足利義政の頃…銀閣寺を作らせた将軍ですね。
応仁の乱は、１４６７年に起こっています。
日本も結構殺伐としていますね。
韓国ドラマの「王女の男」や、「王と妃」などと同じ頃の設定なので韓国の時代劇好きならすんなり入っていけるストーリーです。
ただ、全く予備知識がないとわかりにくいかも。
色調は抑え目で、シックです。
登場人物は、イケメンなし。
イケメンさえもメイクでただの人っぽいです（笑）
キム・ヘスさん、美しく、妖艶で、目先の利く妓楼の女主人です。
いつまでも、チャーミングですね。
ほんのちょっぴり、R１５らしいエロいシーンあり。
「王女の男」と違って、”ラブライン０”っていう珍しいつくりです。
女優さん少ないですが、キム･ヘスさんお色気ぷんぷんなので…
前半はコミカルなシーンもあり、軽い感じですが、だんだん事件に巻き込まれていき重い内容になっていきます。
でもテンポがいいです。
残された史実に、観相師をうまく絡ませて、引き込んでいきますが、韓国映画らしい残酷さや、深い悲しみが残ります。
かなり、お気に入りの作品になりました。
ソン･ガンホさん、チョ・ジョンソクさん、イ・ジョンソク君、初時代劇だったそうです。
観相師ファミリー、貧乏だけど家族愛に包まれてほのぼのしているのですが、後々弱みになってしまいます。
イ・ジョンソク/李鐘碩君 プロフィール
チョ・ジョンソクさん プロフィール
ソン･ガンホさん、よく通る声が素敵です。
イ・ジョンジェさん、欲望ぎらぎらの首陽大君/スヤンテグン（後の世祖）、豪快に残忍に演じきってました。
昨日からBSで始まった「ゆれながら咲く花」の主演のイ・ジョンソク君が不憫でした…
やはり時代劇もよく似合う顔立ちです。←でも制作発表会で、自分は時代劇の髪、似合わないと言ってます。
チョ・ジョンソクさんが短気な義弟を演じているのですが、こういう浅はかというか調子のいい役も上手ですね。
謎の策士を演じていたのが、キム・ウィソンさん。←２０１７・４・２５追記
キム・ウィソン/金意成さん プロフィール
中年期は、ほとんど顔が見えず、見えてからも知らない俳優さんで、さらに悩ましいことになりました。
首陽大君チームのしたたかさと用意周到さ、策士が練りに練った作戦で見事です。
ユ・ジェミョンさん プロフィール
★イム・ウン役←２０２１・３・１８追記ユン・ギョンホさん プロフィール
jazirat_sinaさんが、
HIOクラブ 今何見てますか？
の７６番目にカキコしてくれたので「観相師/原題：観相」をハーバーランドの「OSシネマズ 神戸ハーバーランド」で見てきました。（折りたたまれているので何度か「もっと見る」をクリックしてね）
OSシネマズ神戸ハーバーランド - jolliosnet(ジョリオスネット)
住所
神戸市中央区東川崎町1丁目7番2号
神戸ハーバーランドumie（ウミエ ）
サウスモール5F
JR神戸駅、神戸市営地下鉄ハーバーランド駅から徒歩５分
行き方はこちらから。
車だと、モザイク、umieなど近隣駐車場で、平日５時間無料
（土日祝日はサービス違うようです）
チケットは自分で画面を選択しながら買うシステムです。
チケット購入後にチケットと見せると割引してくれます。
わからないと係の人が助けてくれます。
運転手１人に割引あり。
