【犬】シルバ 医療報告 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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シルバについて

5月に入ってから癲癇発作が週2~3回など以前より多くなり、歩行もふらついて、
散歩の帰りは歩けずに抱っこということがありました。

また、連休明け位から、顔がむくんでいるというか、まずる部分が腫れはじめ、
安静にして様子を見ましたが、尋常ではない腫れに。
本人もぐったりしているため、病院で診てもらうことにしました。

【診察日】2025.05.20(こまちAC)

【体重】14.01kg(一年前より400g減)

【触診】
首の付け根にあるリンパ節、後ろ足膝裏にあるリンパ節が腫れている。

顔の腫れは、首の付け根にあるリンパ節が、頸部大静脈を圧迫しているためでは
ないか。前大静脈症候群の可能性がある。

後ろ足の膝の裏側にあるリンパ節も腫れている。
→針生検で染色体分析を行ったところ、染色体の異常が見られました。
→多中心型リンパ腫(悪性)という診断

【血液検査】
肝臓、腎臓の数値は異常なし。
無機リン 5.8(正常値1.9~5)癌細胞があると高くなる
白血球数他、血球はどれも低く、貧血が起きているが、普通の貧血とは異なる。
→癌細胞により骨髄抑制が起きているかもしれない。
→ステージ5b
→ひと月は、ステロイド投与。ひと月後に、もしまだ頑張れるようなら、
L-アスパラギナーゼ(1回のみ)という抗がん剤を試してみてもよいかもしれ
ない。副作用が少なく、腫瘍細胞の増殖を抑えることができる。

エコー、ステロイド皮下注射を行いました。
ひと月、ステロイド投薬となりますが、一週間ごとに減薬。与える分量が細かい
ため、最初のひと月分は処方していただきました。(写真添付)
癲癇発作を抑える薬(コンセーブ)は今後も使用。
ステロイドの投薬を行うことで、今後、腎臓に副作用が出るかもしれない。

など、説明を受けました。

若干というか、時々、噛みの出るシルバ。
診察中はおとなしくしていました。
爪も切ってもらいました。

【シェルターに戻ってから】
二日ほど便が出なかったのですが、帰りの車中でたくさん出ました。(良便)
水道から犬舎まで歩けなかったので、リヤカーに乗せました。

後ろ足に痛みがあるようで、立った姿勢を維持できず、しゃがみこんでしまいま
すが、食欲はあり、しっかり食べました。
お水まで行き着けないかもしれないので、フードに、犬用の甘酒を入れました。

最初の二週間位はステロイドが効いて、元気が回復するかもしれないのですが、
ステロイドはいつまでもは効かないので、
ゆるやかに、体調は落ちていくものと思われます。
ぐったりしているようなら、補液を行ってくださいとのことでした。

毎週土曜にシルバのお散歩に通ってくださるCRPご夫妻にも、急ぎ報告しました。

シルバはご夫妻が大好きで、甘える仕草も見せたり、
朝犬のAさんも、たくさんお散歩に連れていってくれて、
ブラッシングをしてくれたり。

みんなに愛されるシルバ!なんともいえない味のある子です。
できるだけ、安定した環境でお世話にあたりたいと思います。

今朝は、幾分、顔の腫れがひいているように見え、
朝行くと、立って迎えてくれました。