会に来た相談事例より | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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件名: 怪我をしている猫 どうすればいいでしょうか
メッセージ: 相談させてください鹿嶋市に住んでます現在住んでいる賃貸に引っ越してきてから約2年になります去年9月からほぼ毎日夕方から深夜まで来ている猫がいますその子は見た目から飼い猫 日中は一切見かけることもなく来たこともありませんただ現れた時 痩せてました3月くらいから 来ている猫がいるのですが最近は日中もその子は来てます5月上旬くらいから顔に怪我をしています様子を見ていましたが顔の怪我は大きくなっていて酷い状態です近寄ることはできますが警戒心が強く触ることはできません野良猫なのか飼い猫なのかわかりません2匹以外にも猫が来ていますが日中は一切現れず暗くなってから来ています見た目から飼い猫ですマーキングをする為に来ている猫もいます日中は外に出さず暗くなってから外に出している方がいるようです怪我をしている子を見るたびに悲しくなります助けたくても助けられません体調の問題 シングルマザーという問題 経済的問題があり助けたくても難しいです去年9月に来ている子 怪我をしている子 その他の子達についてもですが無責任に飼育されているしか考えられないですどうすればいいでしょうか

鹿嶋市の方からのSOSです。

このようなご相談に、あなたなら、どう対応されますか?

思い切って相談を寄せられた方に、優しく寄り添いながら、どう動いたら猫を助けられるか、どうしたら問題解決に舵を切れるか、飼い主のいない猫を取り巻く環境改善に踏み出せるか。

餌やりさんや飼い主さんからの、助けて、の悲鳴。
悲鳴の向こうには複数の猫たちが、妊娠し、また乳飲みを抱え、おなかをすかせてこちらをジッと見上げているのが見えるようです。





ふだんなら問題は水面下に隠れてしまっています。

こうして🆘を出してこられたのも勇気がいること。
何とか助けてやりたい、
相談者さんの心も、また、猫たち、動物たちも。
できることなら。

役場では、餌をやらないで、としか言われない。そのうち居なくなりますよ、と。

どこかで衰弱死しても、見えなければいい、と。

現場で一緒に動いてみよう。
捕獲機を使えば触れない猫も保護できるのを体験できます。
触れない猫が捕獲機に入ると、初めての方は暴れる猫の様子を見てショックで可哀想になり、蓋を開けて逃がしてしまうかもしれません。
捕獲機の重さに狼狽えるかもしれません。
そこを乗り越えよう!





人道的に数を減らすには、餓死でなく避妊去勢を。

お役所では、エサは与えるな、の時代錯誤の指導がいまだ蔓延っていますから、
いっそ、餌やらずに、すべて無かったことにしよう、と餌やりを中断する方が多いのです。

が、やはりおなかすかせて来る猫を不憫に思い、
ついつい与え続けていくケースが多い。

猫は畑やゴミ捨て場を漁る、
結局は痩せた母猫から子猫たちが産まれてくる、
ひとはら5匹前後。
年に2回。

猫の問題解決には、
つかまえて手術するしかないのです。
TNR

トラップ、ニューター、リターン

猫のお助け部隊を地域にたくさん育てませんか。

相談に対応していると、助けた方があなたの活動を助けてくれるようになります。


照くんラブラブ


CAPINもそうやって、現場で動きながら仲間が増えていきました。

教え合い、役場に交渉に行き、署名をとり、
ひとり、ふたり、活動をともにしてきました。

TNR相談に対応くださるボランティアさんが増えたら、各地の猫が助かります。

それぞれの町の役場に交渉する際に力になってくださるかもしれません。

CAPINでは、冒頭のご相談には、緊急性のある怪我の猫の対応を急ぎます。①何頭いるかリストアップ
(写真を送って頂く)②怪我の写真をもらい獣医さんにご意見いただく③県の手術券申請④怪我の猫は緊急性を鑑み日時合わせ捕獲を手伝う⑤地域猫に関する啓発チラシを周辺にポスティング⑥子猫でウイルス検査がマイナスなら里親探しサポート⑦慣れない成猫は地域猫としてリリース⑧ボランティアに丸投げしない地域住民の育成=地域で猫を見守る、地域力の育成⑩町内会をまきこむ

という動きでしょうか。





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子猫を保護
メッセージ: はじめまして。
突然のメッセージすみません。
子猫を3匹保護したのですが、おそらく生後3週間位かと思われます。
日中仕事で家が不在になる為、ちゃんと育てられる自信がなく、そちらで保護していだだくことは可能ですか?
現在ミルクをあげたり排泄介助をしたりやれることはやっているのですが、日中いない時間が長いため大丈夫か不安です。

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このような相談は引きも切らずです。会では虐待がからむ緊急性あるものや行政、町内会、大学との連携ほかは、全て引き受けられません。が、アドバイスなどでなるべく対応したいとは思います。

3週間なら猫ちゃんたちもかなり育っており、離乳は間近。ミルクの感覚も長くなってきたはず。そろそろパウチや缶詰を食べるようになりますので、お留守番も大丈夫になってきます。

この頃は兄妹を一緒にしていると強い子が弱い子の尻尾を吸ってしまう事故も起きますから、ある程度は一緒ずつにした方が安心かもしれませんね。
猫によりますが。よく観察してください。

2ヶ月になれば混合ワクチンをし、いよいよ里親探しです。3ヶ月目で再度ワクチンをし定着させます。ワクチンしなければ里親会場でパルボなどのウイルスを移し合うことになり、病気の蔓延に繋がります。個体を守るためにワクチンは必要です。

CAPINではエイズ白血病のウイルス検査もマストにしています。先住猫に移したり移されたりがないように。

猫は何の病気を持っているか分からないので猫どうしを接触させる前にはウイルス検査をさせます。
検査前に猫を接触させないでください。

腹ごと管理しないと、ウイルスが移ります。唾液や便で移ります。

半年になれば避妊去勢します。子猫のうちに譲渡する場合は必ず半年での避妊去勢をお約束いただきます。


譲渡先で増えたら、殺処分をとめるどころか殺処分を増やすことになります。不幸な猫の繁殖にはピリオドをしっかり打ってくださいねラブ


体調を整え、里親探しです。
会員さんはCAPIN里親会に参加していただけます。また、里親募集ページにエントリーできます。

会ではミルクボランティアさんも募集しております。可愛くて楽しいですよ。

猫助けをしてくださるボランティアさん、ぜひお声かけくださいませ、よろしくお願い致します。現場で動いてくださる方が足りません。

info@capin.biz

フードのご支援をお待ちしてます♪




























by鶴田真子美(おかめ)