ぼくたちは野犬でした。
茨城県動物指導センターに収容され、
いまは保護施設で里親さまを探しながら、毎日お散歩して人慣らしをしてもらっているよ❣️
ぼくも茨城町の野犬だよ。
オレも茨城町。
俺たちも茨城町。
なんで、茨城県にはこんなに野犬が多いのか?
発生源があるからだよ。
畜産エリアに繁殖するんだよ。
助けて
https://www.jamti.jp/pdf/tech06-12.pdf
牛のと畜(屠殺)施設は全国にありますが、給餌給水、係留の仕方、輸送、スタニングの方法、恐怖や苦痛をできる限り最小限にしているかどうか、は実にさまざまです。
国内に販売する場合は全く無規制ですが、輸出ともなれば輸出先の国の法規範に従わねばなりません。
EUが定める食肉の輸出に係る要件に適合する施設として、厚労省が認定したと畜場は11個所しかありません。
「EU認定と畜場」は、茨城県にはありません。
茨城県は、肉の輸出をアジアに広げたよと誇らしげにPRしています。
アニマルウェルフェアに配慮がうすい国々に輸出して、どこが誇らしいのかな?と首を傾げます。
アニマルウェルフェア軽視の現れ、売れればあとはどうでもよいとの姿勢。
GHG排出量の12%を占める畜産部門。
世界は2050年カーボンニュートラル、メタンガス排出削減の公約を果たそうと、豆科の牧草地を増やして放牧に切り替えたり、牛肉の消費を減らす政策を模索しています。
こうした気候危機だけでなく、倫理的配慮や健康上の懸念から、何より生産コストが上がったことによる価格高騰により、世界で食肉消費量は減退しています。
茨城県。
EUにさえ肉を輸出できるようになったよ、と、と畜場の動物福祉の向上をアピールできるようであればまだしも。
アジアに輸出しているのを誇る前に、まず、アニマルウェルフェアに則した「EU認証と畜場」を実現しませんか。
EU輸出が認証されるような環境改善を強く願います。
どの国のだれが食べようと、どこの産の牛だろうと、牛はみな同じく、痛みと恐怖を感じます。
売ろうとする前に、足元を固めてほしい。
何より、畜産農家やと畜場の残渣置き場が、野犬の発生源となっている現実を変えてもらわねば。
他県からボランティアさんたちが必死に野犬をつかまえたり引き取ってくださっているのです。
茨城県民として恥ずかしいです。
現実を見つめてください
by鶴田真子美(おかめ)