ぼくたちワンコは人の言葉は話せなくても、色んなことを理解していて、賢いことを忘れないでね。
嗅覚聴覚は鋭く、すばしこく駆けたり、鋭い歯で獲物をしとめたり、人の能力をはるかに超える分野もあるよ。
先を読んで危険回避する能力もある。
だから一緒に狩りをし、村落を猛獣から守り、人から餌をもらいながら寄り添い暮らしてきた。
今では盲導犬や伴侶動物、コンパニオンアニマルとして、人を介助したり癒したりの仕事もしている。
でもぼくたちは間違いを起こす。
それは、誤飲、誤食。
食べ物でないもの、食べちゃいけないものを誤食する危険があるんだよ。
それを回避するには、人に守ってもらうしかないんだ。
よろしくね。
夜間の動物病院には、異物をのみこんだペットがたくさん駆け込んでくるそうだニャ
ヴィーナ♀
間違えて、スポンジや毛布やタオル、綿を齧って、食べてしまう犬や猫が、ときどきいるんだワン
布や衣類を食べてしまうニットイーターたちには、要注意❗️毛布を敷いたら危険。うんちに混ざって出てきたら、その子はニットイーターだよ。
特に気をつけなくちゃいけないのは、ヒモ状の細長い布。腸に詰まると死亡率が高いらしいワン🐶毛布のはじっこに縫い付けられたバイアステープは危ないよ
スリッパの底のスポンジを齧って腸の手術をした猫さんもいるんだワン目が離せないね、危険なものは飼育環境からなくさないといけないね
あんず
中毒になるもの、ユリなど植物やチョコレート、薬💊は危ないワン🐶
散歩中に拾い食いして急死したワンちゃんもいるよ
除草剤や殺鼠剤はいろんなところにあるから危険。
猫はすみっこまで入れてしまうから、置き場所には気をつけてほしいワン
食いしん坊の犬さんたちは、引っ張る口の力が強いから、オヤツを与えるときに、包装まで持っていかれることがあります。チュールやチュールビッツの細長いプラスチックの袋や、ウインナーの皮の部分。
なかには、ビニール手袋まで引っ張って口に入れる犬もいるから、油断ならないんだニャ
これをやっていて、袋を歯で噛んで強く引っ張られることがあるんだよ。ワンちゃんたちは。
可愛いしっぽの家族たち。
守ってあげなきゃね。
口より小さなおもちゃ、綿の入ったぬいぐるみ、小さめでそのまま飲み込めるガムは、おなかに入ると危険だよ。
コード齧りの感電事故も起きているから、気をつけようね
私たちも、誤飲や誤食が起きることがないよう、今一度シェルターの環境を見直しているところです。
犬の誤飲防止の為、通路にいるカコとホープの安全を考え、二頭を保冷車コンテナ、トワハウスの小部屋へ移動させました。
また、掃除のときに剥き出しのゴミ袋を漁られないよう、気をつけないといけないなと感じます。とっさの隙をついて、ゴミを口に入れることがないように。
清掃時には、よろしくお願い致します🤲
じつは、ゴマちゃんの吐き戻しのなかに、
ソーセージの皮が見つかりました。
ゴマ預かりボランティアのみなみママさんより
「21日の夜間診療でのレントゲンで石のようなものが映っていたとありますが。
今朝の写真ですが、下痢と一緒に嘔吐もあり。
犬用のソーセージのパッケージを吐き出しました。
石のように映っていたのは、この金属かと思います。
腸に詰まっていたら死んでいたと思います。
粘液便が持続して出ているので腸の炎症も強いのだと思います。
回復してくれれば良いですが」
キラリ
とにかくこうした誤飲はあってはならないため、ボランティアさんたちにはこの事故を共有し、再発防止に努めたいと考えています。犯人探しではなく、再発防止が目的です。茨城県動物指導センターにも報告しました。
ゴマちゃんだけでなくどの犬も危ないですね。シェルターだけでなく、センターでも家庭でも、オヤツをあげるときには気をつけなくてはならないですね。
人は噛まれやすく、犬どうしは喧嘩になりやすく、犬は包装部分を飲み込むおそれあり。腸に詰まると死ぬこともあり。注意喚起は必要ですね。
大きな事故の背景には30の小さな事故があり、その小さな事故の背景にはヒヤリハットが300隠れている、
だから、ヒヤリハットの段階で、事故や何かがあれば隠したりせずに、みんなに必ず報連相し、原因究明と再発防止をしていかねばなりません。
シェルターで、犬猫鳥が安全に、人が安心して活動できるように。
会のボランティアさんには看護のプロも介護のプロもおられるので、教えて頂きながら良いシェルターを作っていきたいです。
今回の誤飲誤食はご家庭でも起こることですので、こちらにも書かせて頂きました。
こちらは参考になった記事です
https://www.anicom-page.com/hakusho/journal/pdf/120206.pdf
茶色い首輪、シニアの柴メス、昨日、城里町から。