ダイ、れっか、つくにゃん大学地域猫、里親会 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

ダイ(9ヶ月)とれっか(2ヶ月)のお預かり報告をさせて頂きます。



2匹とも体調変わりなくよく食べ、よく寝てお散歩もルンルンで行っています。

12月もメガドンキ、CASA里親会に参加させて頂きました。



ダイはだいぶ里親会に慣れ、最初は緊張していますがその場所に慣れるのも早くなったような気がします。CASA里親会ではいつも頼りにしている壁がない場所の参加でしたが、れっかや仮父、母に寄りかかりながら参加しました。
れっかはメガドンキがお預かりしてから初の里親会でしたが、落ち着いて参加する事が出来ました。







家の中では人を気にして動けなかったダイが最近では人の前で日の当たる暖かい場所に移動して寝たりしています。
れっかも人の近くで寝るようになり、少しずつ心を開いて来てくれています。

今年はダイ、れっかのずっとのご家族に出会えるよう頑張ります。

※Discordは登録済みですが、まだ書き込めない為メールだけの報告で失礼します。

by お預かりボランティアA様


預かりボランティア様、お待ちしています❣️




猫ちゃんの繁殖を抑えるために。


避妊去勢をしてお世話しているつくにゃんたち




14年も使用しているコンテナ


ごはん待つ猫


つくにゃんの母、ジャスミンさん




ごはん用のコンテナ





地域猫活動の必需品

ビニール手袋

紙皿

皮膚病の疥癬治療のためのブラベクト

この季節はカイロも




中にはダンボールを入れ暖かく



一生懸命に生きている小さな命です。コンテナも劣化して雨漏りがあります驚き


ごはんをあげているだけではどんどん増えてしまうから。



ペットショップでなく、里親会へ。




犬猫の殺処分は、国や県、市町村をあげて解決しなくてはならない社会的な課題です。


都道府県の持っている公的な施設では、迷子や子犬、子猫を収容しても飼い主が見つからなければ数日後に殺処分します。茨城県では、飼い主持ち込みの場合は2019年まで即日処分でした。


私たち民間ボランティアは、殺処分を止めるために何をするか。啓発はもとより、犬猫の収容施設から行政により殺される前に引き出し、新しい飼い主をみつけるまでに医療をかけながら毎日お世話します。



当然、お金がかかります。施設光熱費水道代。食べさせるフード代。医療費。2016年の県条例により避妊去勢手術の一部には補助金が出るようになりましたが、5才以上となれば、腫瘍摘出や抜歯などのちょっとした手術で軽く10万円は超えます。


行政施設にはレントゲンもなく治療もできません。生かして譲渡するより、殺処分してしまうというのが根本的な方針なのですから。


保護犬猫を抱え、毎日の過酷な世話に体力も奪われ、常に資金繰りを心配し、近すぎるがゆえに厳しくなる人間関係にも疲弊する民間ボランティア。


こうした図式を理解していれば、殺処分される犬猫をギリギリのところでレスキューしている民間ボランティアから、市民が保護犬猫を貰い受けて、数を減らしていくという連携プレーがないと、保護団体の崩壊や解散に繋がってしまいます。


海外での動物愛護法には、行政は愛護団体を支援し育成する、とありますが、日本にはそれがありません。


潰れた保護団体へのバッシング。

潰れた保護団体の自己責任論。

潰れた保護団体からレスキューするのは別の民間ボランティア。

行政にいくと殺処分となるから。

民間頑張るしかない現実。


私たちが里親探しをどんなに頑張っても、市民の皆さんはペットショップで購入される。


ペットショップでの生体販売を何とかしないと、私たちの活動には終わりがありません。相手をよく見ずに売るショップ。結果、家のなかで繁殖。ネグレクトや虐待。


殺処分問題の解決は、国をあげての課題です。

社会全体でペットショップ規制をしなければ、殺処分の問題には終わりがありません。


繁殖場やペットショップの売れ残りを、保護犬猫と称して安く販売する商売があります。


しかし、ペットショップの売れ残りは、保健所やセンターで殺されかけたり、遺棄されたり、飼い主さん死亡により放り出された犬猫たちとは全く背景が異なります。


それはペットショップやパピーミルを成り立たせるための言い訳でしかありません。命の在庫や売れ残りを生み出す業の有り様そのものが、厳しく問われなければなりませんのに、ショップの倒産や売れ残りが、あこぎな商売の口実にされている構造。


ショップの裏で、流通の過程で、ペットの競り市場で、繁殖場のケージのなかで、命を落とす犬猫がいる。そのカラクリを知れば、ペット販売業に加担しようとは思わないのではないか。


ペットショップ規制に舵を取る国々。

一方で増える日本。


脱走する野犬や咬傷犬は、扱いに慣れた方が世話するしかありませんのでそれはさておき、殺処分へのカウントダウンを待つ犬猫たちの命を繋げるために、市民の皆さんがペットショップではなく、各地でがんばる民間ボランティアの里親会へ足を運んでくださることを願っています。



殺処分をなくすために、ゼロを維持するために。

奮闘している民間ボランティアをサポートしてください。


ペットショップでなく、里親会へ。


by鶴田真子美(おかめ)