5.20 雨のなかの猫捕獲  | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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会に土浦市、社協から相談があり、生活保護でお一人暮らしの男性が、ご病気でもう長くはないが、飼育している猫ちゃんがいて、布団でずっと飼い主さんに寄り添っている、飼い主さんも猫ちゃんの行く末を心配しておられる、とのこと。
亡くなったあとの猫の引き取りを頼まれていました。


桜川



飼い主さんの生き甲斐であるので、猫ちゃんはギリギリまで飼い主さんと一緒にいさせ、亡くなったあとに連絡を頂くことになっていました。

以前、身寄りなく生活保護を受けられて体亡くなった方のお宅に猫が閉じ込められ、開けてもらうのに市役所が絡んで苦労しました。

だから、ご遺体を運び出すときに猫はこちらで引き取ることになりました。

くれぐれも、中に閉じ込められないように気をつけましょうと話しました。


シェルターの世話や掃除に追われ、昼過ぎまで洗濯機を回し、それでも終わらずの毎日です。

気づけば留守電が溜まっていました。

留守電を確認すると、猫がすでに事業所に来ているとのこと。

お亡くなりになったのだな。
手をあわせました。


電話しましたら、飼い主さんが亡くなり、ご遺体はすでに運び出した、
事業所に連れてきた猫が、水を与えようとしたら、いま逃げてしまったと話されました。

猫が自分から逃げたので猫の責任だ、サラリーを貰って仕事をしているから捕獲をしたり探したりはできない、とのことでした。

猫が外に出て、見えなくなるということは、猫が餌場も分からない知らない場所に放りだされて餓死するか車に轢かれるかいうことです。



それは、亡くなった方の意志ではないはずですので、慌てて捕獲機を積んで現地へ向かいました。



私もまだシェルターの世話が終わらず、雨が降り出そうとしていましたが、中断して捕獲に行かねばなりません。

捕獲のサポートをできる会員さんに呼びかけ、協力をあおぎました。

事業所から亡くなった飼い主の家は車で数分だそうです、戻るかもしれません。






あれから雨のなか、会員さんと捕獲機を3台設置しました。


飼い主さん宅のベランダの下と、ベランダの窓近く。あとは駐車場の脇にあった水道タンクの下。

何度か見に行きましたが、雨のせいか猫は入らず。

猫さんは夜中に移動し家に戻ってきたらしく、無事にタンク下の捕獲機に入りました。会員さんが今朝、第2シェルターにお届けくださいました。左耳にはさくらカット。4年前に会で手術したお母さん猫のチイちゃんでした、あのとき子猫4匹はこちらで引き取り譲渡。

交通事故もなく無事で良かったです。お声かけくださりありがとうございました。




ボランティアさん、ありがとうございました😊












ボランティアへの支援はないのでしょうか。


丸投げでない支援。



by鶴田真子美(おかめ)