日本でもペットショップ禁止を① 殺処分の口実とされる譲渡適性判断 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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2019年茨城県動物指導センターから助けて下さりありがとうございます。竜ヶ崎市で捕獲され里親様をみつけたりゅうのすけ。噛み犬でしたが今は里親様に心許してこの笑顔❣️




ゴールデンウィークに入り,日差しがますます強くなってきました。



遮光ネットを張り巡らす作業に追われるシェルターです。



譲渡適性のない犬にもチャンスをくださいラブ

慣れない犬はいないラブラブ

時間と愛情をかけていけば。


スバル



ネル



反対に、譲渡適性のある犬猫って、完璧な個体って、存在するのだろうか。


性格も様々だし、幼齢のほうがお世話は大変なのに。


みんな病気やくせを抱えて生きている

人も動物も同じキラキラ

産まれたてはミルクを必要とし

若いころはイタズラしたり遊んだり

やがて歳をとり歩けなくなる


みな、歳をとり動けなくなる 

あなたも私も

人も動物も





スミレ






ミルコ、カコ



存在するだけで無限の重みを有するいのちというものに

譲渡適性というあまりにあいまいな基準を

あてはめることがそもそも可能なのでしょうか。


つきと


それって、誰が決めるのか?


行政獣医さんたちはまずデスクワークで忙しい。

シェルターの現場にいれば、直接犬猫に関わる経験ができ、動物の習性や行動を五感で直に学べる。


が、日本の公的収容施設はほぼ殺処分が業務であり続け、都道府県や自治体ごとに、3日、1週間、数年にわたり飼育管理期間もまちまちだが、飼い主がお迎えが来ない犬は、時期がくればドリームボックスで命を終わらせる。


行政獣医さんが個々の犬猫に向き合う余裕はなかった。


そんな公的施設では、譲渡適性とはおおよそ物理的な収容期間の長短で決まる。


シニア、乳飲み、攻撃性あり、噛み付く、怖がり、怪我,病気持ちはまず、譲渡適性がないと切り捨てられてきた。


譲渡適性のあるなしの判定は殺処分の口実ともされる重大な決定ですが、そこの線引きをだれがしてきたのかは、行政獣医であり、彼らは医療については知識はあっても犬というものを良く知るわけではない、


だから外部から委嘱を受けたトレーナーさんの意見を聞きながら判定する、


だれに責任があるのかあやふや、


明確な責任はだれにあるのかといえばおそらくセンター長だろう。



今だから譲渡適性云々が議論されるのだろうが、少し前までにはそんな判定もされなかった、


責任もってだれかが判断する以前に、ベルトコンベア式にドリームボックスへ送られて処分されてきたから。


2日の公示,犬の抑留期間は元々、犬を捕獲したら隔離して、狂犬病が発症しないかどうかを見定める期間でしかなかった。


殺すのが当たり前だった、


頭数が多過ぎてどうしようもない時代があった。そのときは本当に手が出せなかった、数が多く助けられずにいた、見ないようにするしかなかった、心を守るために、、、



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でも今は違う。


ニーナ


甘夏




助けよう、生かそうという市民の声のほうが大きくなった。



殺処分する前に、やることがある。





譲渡適性のあるなしを議論する以前に、やらねばならないことがある。







スバル



それは、ペットショップの禁止です。


フランスやイギリス、アメリカでも禁止となった州が増えています。


日本でもそれを早く実現していきましょう。


by鶴田真子美(おかめ)