無事保護しました 桜川市の虐待犬① | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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4月18日、相談メールが届きました。


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今月の16日にTwitterの投稿で、飼い犬が、飼い主らしき男に、小屋に鎖で繋がれた状態で、棒でつつかれたり、叩かれたりしている動画を観ました。


ツイートを見た人たちも、茨城県桜川警察に通報されたとあります。私も通報しましたが、今日警察に電話しましたが、捜査中としか、言われませんでした。


茨城県動物指導センターにも、昨日電話し、飼い主から、離してほしいと頼みました。


これからも虐待されない為に、どなたか保護してくださる方を探して、ワンちゃんを助けたく、ご指導をお願いいたします。


ご連絡お待ちしております。
よろしくお願いいたします。





当会には関西の方から上記のご相談がありました。


Twitterの動画は消されておりましたが保存していた方から動画が送られてきました。


壮絶なイジメが常態化していたと思われました。



桜川市は栃木県との県境にある町です。



桜川市の生活環境課はTwitterの犬虐待動画について4月19日あたり、先週半ばから情報を得ておられたそうですが特に対応はなされていませんでした。


また、茨城県動物指導センターにもこの件で情報が寄せられていましたが、やはり住所が分からずに動けなかったそうです。


この犬を飼う人の住所は、通報を受けた警察のみが全て把握していました。通報を受け、警察は現地にも行かれていました。


が、あとから分かったことですが、警察も飼い主を訪問した際に、犬を叩く理由を聞きしつけだと言われ、納得されたようです。その際,動物愛護団体が来たら不法侵入で警察を呼ぶように、と警察はアドバイスされていたそうです。



当会では、早く犬を救い出さねばと、住所を探して細切れの時間に動きました。


動画に映っていた庭を探して、それぞれの家の庭を覗きながら町を歩き、、、やっとその犬を見つけました。


ベルを押してもだめ。戸は開いていた。声をかけても出て来ず。庭に回ると犬がいました。








棒で叩かれていたのはこの子です。








おなかを見せて甘える様子







やっと辿り着けたのは、調べてくれていた仲間のボランティアさんが情報を送ってくれていたから。




何とか保護しようと試みました。が、やはり恐れていたように、飼い主は犬を手放さないのです。


あんなに虐めているのに、ストレスのはけ口にしてきたのに、飼い主は犬に執着し、手放そうとしません。


●議員

ご相談した桜川市選出の白田信夫県議は、面談のアポもとっていましたが、お約束の時間に行ってみても不在で、事務員さんによれば、デリケートな問題だから介入したくない、市役所の生活環境課に行くべき、と。会ってもくださいませんでした。






動物問題に理解ある市議を紹介してほしいと話すと桜川市には動物に関心のある議員さんは、いないとのご返答。



動物のために動いてくださる市議会議員はいない桜川市とのことですが、今の時代に、果たして本当でしょうか。


●近所

叩かれてきたこの犬を子犬のときに譲ったという近所の方も、動画をお見せしたら驚かれていましたが、いったん譲渡したのだから返せとは言えない、近所付き合いもある、あなたが助けたいのだからあなたが何とかするべきだ、と犬を守るためには動かれませんでした。

保身のためにそう言われたのでしょうが、あの棒で叩かれ悲しく鳴き叫びながら小屋に逃げ込むのを再び引っ張り出され打たれ続ける犬を庇護するのに、どなたが最も権利があるのかといえば、大元の飼い主のほかありません。

赤ん坊の頃を知る方も、犬を守ってくださいませんでした。このことが私には今回いちばん胸に堪えました。日々の苦しみ、犯罪行為を黙認し、助けないで見殺しにする姿勢。


たとえば教室のイジメを知っていて見て見ぬふりをするクラスメイト、夫の暴力が子どもに向かうのを見ても黙っている母親、犯罪を無かったことにする集団のかばいあい。


なぜ、弱い者の立場に立って法のもとに皆が平たく動こうとしないのか。元飼い主、当事者ですらこのように機能しない日本の、茨城県の現実に打ちのめされます。


●茨城県動物指導センター

通報はあったが場所がわからないので動けないという回答でした。


●警察

不思議なことに、虐待する飼い主は、虐待している犬に執着し、犬をどうしても譲ろうとしません。裁判まで起こし、取り返そうとする飼い主もいます。そういうものです。


飼い主に対し、警察も動物指導センターも所有権を奪うことはできません。法律に不備があるのです。まさに法改正が必要なところです。強く議員さんたちに訴えていきたいと考えます。


しかし、虐待情報があれば安全確認はしても良いはずです。たとえ犬を保護できないにせよ、犯罪が行われているのを放置してはなりません。すみやかに動物の安全を確認するべきものでしょう。


日々,虐待を受け、口のきけない逃げられない動物に、私たちは何をしてあげられるでしょうか。


人間には情報を得るための眼と耳があり、自由に歩ける足があり、見たことを伝えるための言葉を持ち、ペンが使えます。


知り得た虐待をひそかにキャッチし、SOSを出した方々。それを受けた行政が、現場で犯人の言いなりになっては、動物を救い出すことはできないばかりか、勇気を奮って発信し訴えた良心のある人々も報われません。


警察がどのような対応をしたのか。


犬が布団の綿を出したからしつけてやった、との話ですが、犬は布団の綿を出したりおもちゃにして遊ぶものです。


警察は、今動画が出回り炎上しているから、愛護団体が来たら不法侵入ですぐに警察を呼びなさいと言ったそうです。


飼い主の所有権を制限できるよう動物愛護法に新たな条文を作ってほしい、これが今回の願いです。


これまでも虐待される動物を発見し警察に通報し現場にお呼びしても、警察は飼い主に甘く優しく、まず動物を助けられることはできませんでした。


次に行くときは動物は消されていました。


捨てられたか家に隠されたか殺されたか。


だから騒ぐ前に保護しなければ動物は助からない。警察や役場が動く前に、うまく話して動物をまず譲ってもらう。

そうしなくては動物は助けられない。


●市役所


今回、私は白田県議事務所にも、市役所にも、それを強調して説明しました。


だから私は愛護団体であることは言わず、居なくなった犬に似ているから譲ってほしい、謝礼するから、と飼い主には話して交渉していたのです。市役所にも事前にそこはお話していました。


市役所に行き、飼い主と知り合いだという市長に間に立って頂きたくご相談しようとしましたが、お会いできず。秘書課はこのTwitterの動画をよくご存知でした。市役所にも他県の方々から相談電話が相次いでいたようです。


生活環境課に行くよう言われ、岩瀬支所に移動し、経緯を話しましたらやはり先週からTwitter炎上について全てご存知でした。が、飼い主を特定する努力はされないまま時間が経っていました。


それが、市役所に事前に打ち合わせ、現地で手放させる交渉に立ち会って頂いた際に、市役所職員は私の個人情報を飼い主に伝えてしまいました。愛護団体であることも、団体名までわざわざ教えてしまいました。


飼い主には、なぜ前回と名前が違うのかと詰めよられました。


なぜか、市役所は虐待飼い主に飼い方指導をしてしまうのです。飼い主から犬を保護するのが目的だったはずですのに、飼い主が飼い続ける前提の話をされていました。動物虐待という犯罪行為を前になぜ飼い主に飼い方指導をするのかと問うと,自分は中立の立場です、とおっしゃって一歩下がられました。


市役所職員には、あの動画が犯罪行為であるという認識がまるでなく、叩いたり脅して棒で突いたりしても、躾の範囲で仕方ないという風でした。


暴力的な男性を前に、丸腰の民間ボランティアである当会がうるさいから仕方なく指導に来たよ、とのポーズでした。私は盾にされました。飼い主の怒りや疑問を浴びる盾です。


犬を無事に保護するという目標が第一でしたが、愛護団体として思い切り対立しながら犬を手放させるという難題に立ち向かうことを強いられました。


全国があなたの虐待を知っている

逃げられない

告発の準備をしている

犬を手放さなければ今にみんながここに来て犬を出せと騒ぐだろう

動物虐待で殺したら罰金500万以内、懲役5年以内


このあたりで飼い主の顔色が変わり、やがて連れて行けよ、と手放しました。いや、俺が連れてくる,お前は敷地に入るな、と怒鳴りながら。


市役所の職員は立ち尽くすばかり。



仲間のボランティアさんは猫のTNRの最中でしたが動物病院から駆けつけてくれました。















あなたに刺されても構わないから今日は連れて帰ります、と飼い主に申しました。


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桜川市長 大塚 秀喜 様

 

動物虐待の告発をお願いいたします

 


(自己紹介)茨城県動物指導センターの登録団体CAPIN理事長、および全国100以上の団体から構成されている全国動物ネットワーク代表をつとめております鶴田と申します。


大塚市長におかれましては日頃、福祉支援や環境保護に関して等、市民に寄り添った市政に深く感謝申し上げます。

 


飼い犬虐待露見の経緯)このほど桜川市内某所で飼い主による犬の虐待が撮影された動画がネット上に広まり全国から心配の声が沸き上がっております。


飼い主が犬を執拗に棒で打ち据える場面に憤りを覚える方々から当会に何とか犬を助けたいという連絡が相次ぎました。


当会がついに家を特定し、飼い主との交渉に臨み、犬の引取りを申し出ましたが難航の末、ようやく、「犬を持っていけ」という言葉を引き出し、当会にて保護するに至りました。

 

(市役所の協力と課題)飼い主との交渉に市役所職員様に同行していただきました。誠に有難うございました。


ただ当方が到着する前に、職員様が当会や私個人の情報を飼い主に話してしまわれたことで、当方の個人情報の洩れにつながってしまったことは残念です。動物愛護団体に対して警戒するタイプであれば、所有権放棄に話はおろか面談にも応じなくなる可能性があります。


(要望)大塚市長に対して次のことをお願いいたします。


公務員、公的機関として刑事訴訟第239条第2項に即して飼い主を告発して下さい。


「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」


虐待で過去、行政が動物愛護法違反で告発する例は多々ございます。神奈川県では委託管理会社による犬の殺害事件が起きた時に黒岩知事自ら決断し地元警察署に告発を行い、委託会社社員が動物愛護法違反(愛護動物の殺傷)の罪で書類送検、罰金が科せられました。


神奈川県動物指導センター(現愛護センター)の小池剛所長は、「明らかな動物虐待で、厳重な処罰を求めて告発しました。とコメントしています。 


(NHK)2017年11月14日 18時35分

 



動物愛護法は非親告罪でありますので、市長あるいは御担当課が正式に告発することによって、警察の捜査の脊中を押し、市内の動物福祉、ひいては市民の命に対する意識を醸成させる結果を得ることが出来ます。


茨城県は殺処分ワーストの時代を乗り越え、殺処分ゼロを継続するまでになりましたが、次なる課題は飼い主の飼い方等、その内容です。


動物の命や扱い残虐なところでは治安も悪く、対人の事件も多発しています。


当会で知り得た情報は全て提供いたしますので、至急飼い主を動物愛護法違反の疑いで告発していただきたくお願い申し上げます。


全国が注目していますので、市長として安全安心な命を守る優しい市政を実現していただくべく、お願い申し上げます。

 


大変勝手ながらご回答を2週間以内にたわまれましたら幸いでございます。

 

 

令和5年4月24日

 

5日目で保護できました。



今、犬が保護されたからと言って、飼い主の虐待が許されてはなりません。

動物愛護法の時効は3年です。

この飼い主が告発され罰せられてこそ、この犬だけではなく、全国で虐待されているこたちを助けることが出来ます。

 

 

皆様へ


虐待されている物言えぬ動物の代弁者になってください。

「桜川市長は犬を虐待した飼い主を告発して下さい。」

「警察は虐待した飼い主を厳しく調べてください」

 

 

 

桜川市・秘書広報課

309-1293
桜川市羽田1023番地

電話番号:0296-58-5111(代表)

 

桜川警察署

電話番号:0296-55-0110


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お問い合わせ | 桜川市公式ホームページ

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by鶴田真子美(おかめ)