2.16の活動 中学校で講演会、集団手術、センターからジャック、もちこお迎え | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ




2月16日、石岡市の府中中学校で講演会を依頼され、学生130名を対象に動物愛護について講演をさせて頂きました。



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→ 命の大切さや仲間と協力して公益性の高い活動を行うことの意味を伝える


先進的な国の話(動画とともに)

日本の現状について(資料) 

茨城県の現状について 茨城の特殊性(経済力は全国8位だが、福祉医療教育でワースト) 

犬殺処分ワースト8年連続から処分ゼロへ(資料)

capinのシェルター&活動


動物救急救命士の仕事(小林由実さん親子のお話 実演あり)

命は平等


未来は君たちが作っていくんだよ

地球は人間だけのものではないよ

動物福祉のお話(和歌子さんより 資料あり)


パネル展

里親会へのいざない


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動物福祉のお話が和歌子さんよりありました。和歌子さんは6年にわたるCAPINのシェルターボランティアさんで、本職は英語の先生です。


和歌子さんの配布資料をご紹介させて頂きます

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動物福祉の話

~ヒトと動物とのかかわり、その今昔~



皆さんは犬や猫といったペットを飼っていますか。街のペットショップへ行くと、血統書つきの仔犬や仔猫が多数、高額な値で売り買いされていますね。朝夕には、ペットを散歩させる人の姿をよく見かけます。都市化する社会に暮らす私たちは、身近な動物とのふれあいを通して、きゅうくつな人工的環境からは得られない、癒しや楽しさなど多くの恩恵を受けています。最新の推計によれば全国の犬の飼育頭数は900万匹近く、猫はおよそ1千万匹に上り、その半数以上が室内で飼われていると言われています。飼育の理由としては、動物好きだからは勿論、心が癒されるからなどメンタル面が上位にあがり、ペットは単なる愛玩の対象から、なくてはならない“家族の一員”に変わりつつあります。近年では、こうした動物を、伴侶動物という意味で「コンパニオン・アニマル」と呼ぶことがあります。



一方、現代社会において、その存在を身近に感じる機会は多くはありませんが、ある一定の動物たちが私たちの暮らしを根底から支えてくれています。それは鶏、豚、牛など、食べるために飼育されている動物たちです。私たちの肉の消費量は、50年前と比べると約6倍にも増えています。安価に手に入る卵や牛乳といった食品は、洋風化した私たちの食卓を豊かなものにしてくれていますし、一般的な外食のメニューには、肉を使った料理が非常に多く並んでいます。こうした栄養価の高い食材を供給する「産業動物」たちですが、では、生きている時にはどのような飼われ方をしているのでしょうか。



例えば、鶏は、本来5~10年ほどの寿命があると言われます。しかし、肉をとるための鶏は、早いものでは生後2か月、長くても5か月ほどでその寿命を終え、商品として出荷されます。産業動物の場合、安価に大量に肉を生産することが目標であるため、収益性の高い時期に解体して肉にする必要があるのです。また、生育中も、鶏の習性に配慮した”適切な環境“が用意されているというわけではありません。


本来、鶏は群れを形成して生活し、また、体についた寄生虫を落としたり、皮膚や羽の健康を守るために砂浴びをします。走ったり羽を広げたりと、動くことも大好きな動物です。しかし、飼育用のケージは非常に過密で、短い生涯に運動をしたり砂浴びする機会は与えられません。羽を広げるためのスペースすら十分にはないことがほとんどです。このため、まともに立ったり歩いたりできないや、臓や呼吸器に疾患をかかえている鶏もいと言われています。




このように、今日の豊かな食生活の背景には、生産の効率化やコスト削減のために、極端に集約化された飼育環境で、多くの動物たちが日々、身を削って生きている現実があります。



歴史をさかのぼると日本では、つい50年ほど前まで私たちの身近に「食べる対象」、「使役の道具」としての動物が暮らしていました。代表的なものとして、残飯を餌に育てた豚は数少ない現金収入源でしたし、庭先に放たれた鶏の卵は当時の貴重なたんぱく源となっていました。農家にはまた、重労働を担う牛や馬も飼われていました。



例えば、馬は、農家の敷地内や畑に建てられた馬小屋、あるいは家屋の一部に設けられた厩(うまや)で飼育され、重い荷物を運んだり、人を乗せて移動するなど、人力の及ばぬ重労働を担っていました。自動車が普及する以前、こうした大型家畜は貴重な動力源でした。また馬の糞尿からできる堆肥は、化学肥料がなかった時代に田畑の貴重な肥料になりましたし、働けなくなった馬は、肉を食用、骨を肥料、皮を馬具などの材料にと、余すところなく利用していました。



このように、馬は経済的な側面の強い家畜ではありましたが、しかし、馬と人とのかかわりが食用や使役のみに限定されていたわけではありません。人々は馬を“命ある動物”として大切に扱い、大事に世話してきました。一日の労働を終えると丁寧にブラシをかけ、夏場は川や海で水浴びをさせてから小屋に戻したといいます。仕事量の多いときは、刈った青草の他に、ごほうびとしてサツマイモや米ぬか、豆腐の汁などを与えていました。人々は、苦楽を共にし、生活必需品として欠かせない存在であった馬に対しても、自然と感謝といつくしみの念を抱き、家族同然に扱ったのです。



 こうしてみると、時代によってその形はかわっても、動物とのかかわりから私たちが多くの恵みを得ていることに違いはありません。ただし、暮らしが動力化される以前、ヒトも家畜と共に汗水流して働かなければならなかった時代には、動物たちの苦しみやその命に対する理解は、必然的により深く本質的なものではなかったでしょうか。農家に飼われる一頭に伴侶動物か産業動物かの境目はなく、“飼えば可愛く、使えば便利で、食べれば美味しい”、複合的な存在でした。今日にあっても、私たちは食べる前に時間をとって、目の前に置かれた食材が一体どこから来て、どれほどの命と愛ある人々の働きによってもたらされたものなのだろうかと考えてみるだけで、一歩、ヒトと動物との関係への理解を深めることができるでしょう。

 




沖縄県与那国島で、最後まで馬を移動や運搬に用いていた男性(写真提供:上里洋子さん


by 和歌子さん



和歌子さんからは産業動物、経済動物という言葉の紹介もされました。


動物も痛みを感じる、感情もある、

動物福祉という言葉も子どもたちに伝えたいと思います。



預かりして頂いているカイジ(白)

先住犬けいちゃん


たくさん家庭犬としての暮らしを体験させていただきメキメキ成長中のカイジですグリーンハート


昨日の集団手術では、105頭の猫、3頭の犬を手術治療していただきました。稲垣獣医さん、ありがとうございました。


圭さんはじめ、ボランティアさんありがとうございます。


もちこ



センターから、外部から依頼があったもちこ、ジャックをみなみママさんがお迎えに行って引き出してくださいました。ありがとうございました😊




ジャック



カムイハート


笑みが溢れる可愛さです音符



朝晩のシェルターでのお世話もありがとうラブラブ








by鶴田真子美(おかめ)