この子は殺すべき存在ですか。
恐ろしい害獣ですか。
畑を荒らすという理由でなら、どんな殺し方も許されますか。
怯えたイノシシの子どもです。
命があり、痛みを感じます。
動物愛護法
第五章 雑則
(動物を殺す場合の方法)
第40条
動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によってしなければならない。
2 環境大臣は、関係行政機関の長と協議して、前項の方法に関し必要な事項を定めることができる。
2019年動物愛護法改正では、
これに、第三項が新設されました。
3.前項の必要な事項を定めるに当たっては、第一項の方法についての国際的動向に十分配慮するよう努めなければならない。
ここにある「動物」は、すべての生き物を意味します。魚類や両生類、昆虫。脊椎動物は当然痛みを感じる生き物であり、イノシシもこれに含まれます。
出来るだけ苦痛を与えない方法とは、、、
麻酔薬の使用、銃による即死等、早急にとどめを刺すなどがあたります。
餓死や撲殺や水に沈める溺死は違法となります。
神事による串刺しもみだりな殺傷であり、動物虐待です。
国際社会は、溺死や撲殺、串刺しを認めていません。また、ガス殺も安楽死とは認められず、アメリカの多数の州もガス殺から脱却しつつあります。
獣医の研究論文にも、ガス殺は安楽でないとの報告があります。
メディアの皆様には、報道により、広くこの3年前の法改正を知らせて頂きたいです。
特に有害鳥獣とレッテルを張られた動物を補殺するハンターにこの法律を知らせてください。
野生動物が山に暮らせなくしたのは自然を破壊した人間たちです。
クマやサル、イノシシ。
手当たり次第に捕まえて殺すこと
から、
山に返すことへ。
地球は人間だけのものではないのです。
補殺
から
共生へ。
山へお帰り。
里に降りぬよう、犬たちを置き、フェンスを巡らせたい。
人間たちの暮らす、ここは危ないよ。
by鶴田真子美(おかめ)