10.13 センターにいた犬たち 1234567号室 動物行動学の学びの場に | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


【更なるご支援・拡散をお願いします!】


CAPINクラウドファンディングもスタートしてから5週間が経過しました!


196人の方から3,080,000円のご支援をいただいております。感謝でいっぱいです。


10月15日までに第一目標500万円の達成を目指しています!


茨城県の殺処分をストップするため、私たちが指導センターから引き出してきた約500頭の犬たちは、譲渡困難犬と言われる野犬や咬傷犬たちです。


小型犬や子犬はおりません。15から20キロ、30キロの中型、大型犬ばかり。


そんな子たちを管理できるシェルターは、頑丈でなくてはなりません。


強度のある金属製、内側に折れた忍び返し付き特注フェンス。

2メートルの高さも必要。猿のようにどこまでもよじ登る犬たちには、ドッグランに天井も備え付ける必要があります。でないと脱走や事故が起こります。


ハウスにもドッグランにも二重扉は必須。少しの隙間があれば人も樹木もなぎ倒して脱走します。


穴掘り名犬にはかないません。2メートル四方の大穴を掘るのは朝飯前。フェンス際に掘られると脱走につながるため、常に確認しブロックや石を入れています。鉄板をフェンスに沿って置いたり。ふさいでも、また数分で再び穴を開けられます。


毎週センターに通いレスキューしております。引き出したらみんな可愛い、愛しい。この子たちを助けて良かったと日々思います。が、それなりの覚悟が要ります。気合いだけでなく、迎えるための環境がやはり必要です。


保護する犬に合わせて、それなりのガッチリした作りのシェルターがないと、助けたつもりでも危険に晒します。


言い換えれば、環境さえ整えれば、飼育困難犬や譲渡不適犬とレッテルを貼られて殺処分されゆく犬たちを、うまく管理し飼養し、助けられることになるのです。


どんな犬にも生きるチャンスを与えたい。犬の気質を短時間で判断することはできない。レッテル貼り、殺処分の口実にするのはもうストップ❣️


居場所を作れば殺さなくても良い。


助けてくださるボランティアさんのおかげで、少しずつ整えてきた緊急避難シェルターです。


最初は木に繋いでいた犬たちに、4年目の今は24個のドッグランが出来ました。少しずつ、少しずつ、、、


頑張るみんなの笑顔のため、シェルター環境の次なる改善のため、どうかご協力、ご寄付をよろしくお願い致します!






アンバーに噛まれたロニの脚もだいぶ良くなってきました。


































































































































































































千切れた首輪


いなりが危ないと感じ、隔離をお願いしました。

この日のテツ引き出しにより、テツのいた部屋が開きます。


いなりは来週に引き出す予約をしました。








































































専門学校の生徒さんたちが大部屋の犬たちの行動調査をされていました。下を向いて固まる犬、顔を上げてこちらを見ながらも動かない犬、歩き回る犬、前面に駆け寄り吠え立てる犬、食べる犬、喧嘩する犬、前面の隅で不動の犬。


それぞれのワンちゃんの動きを観察されています。その結果を分析され、発表されるのでしょうか。とても興味深いです。


引き出したあとのシェルターや里親様宅での行動や性格と照らし合わせることができたら、さらにデータも集まり研究が深まりますね。


CAPINでもできることがありましたらご協力致します。ご連絡ください。


動物指導センターには、たくさんの犬猫が集められています。猫は個別に管理されていますが、犬は基本的にまとめられて大部屋に入るので、動物行動学の研究のためにも学びが多い場所だと思います。


色々な学生さんを迎え入れる姿勢は良いですね。


by鶴田真子美(おかめ)