すずは、今年の2月に飼い主死亡の多頭飼育崩壊の現場より保護された子です。
以下、預かりボランティアO様より↓↓↓
2022年7月19日、午前11時24分、すず永眠 推定1歳でした。
すずとの出会いは、多頭飼育崩壊から保護された子の預かり募集に手をあげたことです。
2022年2月18日に担当の方が連れてきて下さいました。
うちに来てまた2日目。ドキドキのすず。
最初は感情がない様に見えてどう接したらいいのか悩みましたが、うちの子と同じように接する事にしました。
普通に話しかけ清潔を保ち、栄養のあるご飯と美味しいおやつ、楽しいおもちゃがいっぱいある事を知ってほしい。
安全な場所なんだと安心してほしい。前にいたところとは真逆の生活をさせたい一心で接して参りました。
しかし、すぐに血尿が出て、『膀胱尿膜管憩室』という先天性の病気であることが分かり、その後はすずの病気を治すことに必死…あっという間の5ヶ月間でした。
たった5ヶ月しか一緒にいられませんでしたが私にとってはとても濃い5ヶ月と1日でした。
連れてきていただいた当初は可愛いという感情よりもこの子達の体と心をしっかり守っていかなければと心配ばかりが先に立っていましたが、いつの間にか可愛くて可愛くて仕方ないとても愛おしい存在になっていました。
猫じゃらしを目で追うことさえしなかったすずが、初めて遊んだ姿を見た時はビックリやら嬉しいやらでその後はすずが好きそうなオモチャやおやつを買いに行くのが楽しかったです。
何もない保護部屋ですが、愛くるしいすずといる時間が幸せで気がつけば毎日何時間も費やしていました。
すずはお薬も頑張って飲んで、小さな身体で手術も頑張ってくれたのに、自分の選択が間違っていたのかもしれないと後悔しています。
すずは抱っこは怖い子でしたので最期は撫でながら看取りとなりました。
CAPINの担当者の方へ
沢山の子達を抱えていてとても大変な中、私のどんな相談にもいつも丁寧にフォロー頂けたことがとても心強かったです。
関わって下さったCAPINの皆様のお人柄に感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
すずへ
すずは少しずつ少しずつママのこと信頼してくれ始めていたのに、ママはすずの身体を治してあげられなくて本当に本当にごめんなさい。
可愛い可愛いすず。
あなたはずっとママの宝物です。
おそらく生まれた時からあの環境だっただろう、すず。
預かりO様にお願いしたときは保護して間もなくて、体力も回復しておらず、人間に甘える、というような気も全く見られなかった子でした。
撫でれば骨がゴツゴツするほど痩せており、とにかく好きなものを食べさせてふくふくにしてくださいとお願いしました。
それから5ヵ月余り、預かりO様の溢れるほどの愛情を受け、すずはどんどんふくふくに、キラキラしたお目目に変わっていきました。
預かりO様にあれだけ沢山沢山愛されて、すずは幸せだっただろうと本当に思います。
すず、今頃好きなものを食べて、好きなオモチャで沢山遊べてるかな?
またいつかすずに会えるまで、すずのことを忘れずに覚えておくからね。
預かりO様、本当にありがとうございました。
(by さくらんぼ🍒)