みぞれが降る冷たい朝
シェルターの世話を終え、11時半にごはんと水をあげに行くと、庭でシニア犬が亡くなっていました。
まだ幼い犬の頭蓋骨や歯が散らばる庭。
ここで何が起きたのか。
Nさんが拾い集められました。
遺骸はこのままだと犬が食べるかもしれないし、天気がよくなると腐敗も心配だったので、埋めようということになり、同行くださっていた石川トレーナーさん、赤ずきんさんがショベルで掘り、そこにタオルをかけた亡骸を運び、埋めました。
石川トレーナーさんには、亡骸がオスであることを確認頂きました。
シニアで病死したのか、襲われたのかは分かりません。
おそらく病死して、それから内臓を食べられたのか。そう思いたい。
遺骸を穴に沈めてから、他の犬の頭蓋骨や歯のかけらも一緒に埋め、土塊を被せました。
雨戸を上に載せて掘り返されないようにしました。
雪がしんしんと降ってきます。
こうなる前にもっと早く分かっていたら。
家庭内で何が起きているかはなかなか表に出てこない。
要支援の家庭は少なくない、犬猫をあと先考えずに手術せず、産ませてしまう家庭はある、SOSをもっと早く出してくださっていたら!
その窓口があれば。
手放したくなかったホーダーだったのか、
相談した結果、犬たちが
殺処分されるのを恐れたのかもしれず。
by鶴田真子美(おかめ)