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CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


2016年に書いたブログ記事です。



今日は金曜日、

茨城県動物指導センターで、ガスが入れられる日。
殺処分を受ける犬猫を想って、朝を過ごします。

自分の無力を思います。

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私は、朝の3時間をかけて土浦シェルターの散歩をします。

急いで自宅に戻り、保護した猫40匹の世話をします。
病気の猫、慣れない猫ばかり。
保護活動が長ければ、その分、保護猫の数が増えます。

子猫にミルクを与えます。
点滴の猫もいます。
看取りの近い猫もいます。

昼には、保護依頼や虐待相談で現地に向かい、依頼者さんと動きます。
警察や市役所との交渉もあります。
水もなくカンカンでりのなかにただ放置され短いチェーンで繋がれている犬もいます。

午後には、常総シェルターで犬散歩をします。
片道50分かかる場所ですが、1年以上、通っています。

昨年は3度の居眠り交通事故で、車3台をつぶし、首をだめにしました。
今も湿気ると痛みが出るので、コルセットを首につけて、犬散歩をしています。

自宅に戻ると夜の8時で、それから自宅猫のお世話です。
魚を煮たり、刺身を切ったり、ミルクを溶いたりと、猫ごとに適したごはんを与えます。

人間の夕食はいつも夜中になります。

世話をしながら猫のあいだに倒れると、そのまま朝になっていることもあります。 
そんなとき、晩ご飯は抜きになります。

そんな不規則な生活をしているわけですが、
好きでやっているのだろうと言われながらも、
私としては見てしまったものを放置できなくて、やっているだけです。

そして、私のまわりのCAPINボランティアさんは、皆さん多少の頭数の違いはあれど、
だいたい同じようなぎりぎりの生活です。
お金も時間もなげうって、よく精神がもつなという粘り強さで保護に挑みます。

40匹を抱えた私に、さらに「保護してほしい」と相談が続きます。
1匹、2匹だけ飼っている、でももうこれ以上は置けないから、と。
住宅がペット不可だから、と。

玄関先で、少しのあいだ、一時預かりができませんか、ケージは無料でお貸ししますから。
そうお話ししても、だめなのです。

愛護叩きからの嫌がらせ電話も頻繁です。
電話口で、死ね、死ね、と連呼しています。
そんな電話やメール対応も、こなさねばなりません。

だから時間がないのですが、
もしも時間があったら
ペットショップの前で、
下の写真を大きく掲げ
道行く人に、訴えたい。

たくさんの犬猫たちがセンターに入り、処分を待っています。
飼い主が迎えにこなければ、1週後にはガスで窒息死となります。

愛護団体に助け出されるのは奇跡のようにわずかな犬猫です。

自立できないミルクのみの犬猫は、公示情報に掲載されないで処分されます。

毎日、たくさん運び込まれます。

今日の公示情報に掲載された犬猫のほとんどが、来週には
いなくなってしまいます。


先週までの公示情報の子たちは、もういません。
殺されてしまったのです。

新しくきた子たちも数日後に番が来て、ドリームボックスに消えていきます。
もうすぐ、いなくなるのです。

どうか、ショップで購入せずに、この子たちを引き受けてくださいませんか。
日本には生体販売のショップがあるから、簡単に命を買えるから、

簡単に捨てられて、

簡単に繁殖して、

迷子犬、放浪犬になって、

捕獲され、

みだりに殺されるのです。

すでにセンターや保健所にあふれているのです。

子猫は光も当てられません。
犬ばかりではなく、子猫なんて、国民に存在を知ってもらう前に、放置か薬殺かにより、
殺されてしまうのです。
公示もされないのに。
法的根拠もないのに。

倫理や命よりカネが大事な日本です。
国が主導しないのなら、国民から、ペットショップの排斥運動を盛り上げていくしかありません。

どうか、ペットショップで購入をしないでください。

生体販売をやめさせてください。

国民からの声が小さいからと、議員も本気になりません。
法改正も、なかなか成就しません。

ペット業界が、成立できてしまうのです。
これはおかしい。
多くの方が、ペットショップをつぶしたいと思っている、それなのに、変わりません。

…と、ペットショップの前に立って、この写真を大きく掲げたい。

期限が切れた犬猫たちです。
忘れてはいけない、この子たちが生きていたこと。

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●保護動物公示情報 2016/6/14
http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/doshise/hogo/documents/koujijyouhou0614.pdf 


1 犬 桜川市真壁町酒寄
2 犬 笠間市箱田
3 犬 五霞町川妻
4 犬 神栖市矢田部
5 犬 神栖市矢田部
6 猫 境町大歩  → 負傷しているようです




●保護動物公示情報 2016/6/15

http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/doshise/hogo/documents/koujijyouhou0615.pdf 


1 犬 桜川市真壁長岡
2 犬 筑西市小栗
3 犬 下妻市下妻戊
4 犬 鉾田市当間
5 犬 鉾田市当間
6 犬 潮来市日の出
7 犬 神栖市神栖
8 猫 那珂市菅谷  → 衰弱
9 猫 潮来市潮来 → 衰弱





合掌



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この国は殺処分される犬猫で溢れています。

譲渡困難犬である、場所がない、予算がない、と様々な理由で殺処分が正当化される日本です。

ほとんどの自治体の動物愛護センターや保健所では、収容した迷子や遺棄動物は期限がくれば殺処分しますから、助けたい人はだれもセンターに連れていこうとしません。生かし譲渡する施設ではないからです。

民間ボランティア団体に相談が来ます。

民間ボランティアは、行政の助けない捨て犬猫相談や虐待相談に対応し、結果、多数を抱えて苦しんでいます。

新型コロナの蔓延により、資金も尽き、ボランティアも減り、困窮するボランティア団体に、エサを分けるでもなく医療費を負担するでもなく、スタッフを派遣するでもなく、場所を提供するでもなく、何もしてくれません。

そんななかで、一頭でも減らそうと譲渡に尽力しますが、人々はペットショップに走ります。

シェルターから犬猫を迎えるのを当たり前とする社会に。

ここを変えていかねば解決しません。

生体販売、ペットショップで命を売買する行為は恥ずかしいことです。

子どもの前で、ショーウィンドウでの子犬や子猫の陳列や命の売り買いを見せることは本当にやめて頂きたいのです。

移動販売、ネット販売で命を売買する、あなたのモラルが問われます。



ハービー

お近くの保護ボランティア団体や、犬猫里親会で、保護っ子を家族に迎えてください。

by 鶴田真子美