今年度4月から7月までの茨城県動物指導センターからの譲渡数を出して頂きました。
この譲渡数をセンターから聞き出すにも数週間かかりました。公表できない、と言われ続けてきました。
センターには日報や月報があり、高給取りの職員さんが毎日センターで事務仕事をされ、記録を付けておられます。しかし、教えられません、と言われてきました。手元のメモを自分で数えたらいい、と。
県民の税金で運営されるセンターです。犬や猫は県民のものです。永く殺処分が当たり前の場所だったセンターで、少しでも譲渡を進めなくてはならない今、しかし容易く殺処分できるガイドラインを一方的に制定したこの茨城で、私たちはジリジリと殺処分に抵抗して日々を過ごしています。
今日も知らぬうちに殺されることのないように、はるばるセンターに通ってきたのです。どれだけの数が譲渡されたのかを知るのは当然の県民の権利です。
センター長を挟み、話し合いを持ちました。
その結果、やっと知りえた数。
犬は323頭、猫は611匹でした。
このうち、センターからの直接の譲渡数は、犬10頭、猫6匹。
看板を撮影していたら、怒られました。
登録の民間ボランティアさんたちの引き出し努力により大多数の、犬313頭、猫605匹が救われていることがわかります。
私たちCAPINは2019年1月から2020年6月までの1年半で、通算357頭の犬を引き出しました。
4月から6月までに44頭を引き出したところで、様々な愛護団体からの圧力が県やセンターにあったそうで、今はCAPINは引き出し停止とされています。
なぜCAPINだけ狙い撃ちされたのか。
忖度しないからなのか。県民として、言うべきことを言い、殺される犬猫の側に立つのを徹底
してきたからか。
昨年からの、この流れの、真相解明を願っています。
大部屋で過ごす時間が快適になれば、職員さんもよりじっくりと、犬の体調管理や馴化のトレーニング、観察を行えるようになります。
人にも動物にも、良い方向に迎えたことと嬉しく思います。
センター長、生活衛生課の皆様、ご理解を本当にありがとうございます。収容犬たちを酷暑の苦しみと凍てつく寒さから救い出して頂けますこと、感謝致します。
また、県議会森田議長におかれましては、予算振り分けのご検討と早急なご決断をありがとうございました。
エアコンとレントゲンを入れてほしいというたくさんの声を茨城県にお寄せ頂きました全国の皆様、ボランティアさんたちに感謝申し上げます。
茨城県の犬のためにありがとうございました。特に、署名を集めてくださいましたご協力者様の、勇気と、迅速な行動力と、諦めない精神の強さに助けられました。皆さまへの感謝を言葉に表し尽くせません。